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松田まなぶ 財務金融委員会①

私は衆議院では内閣委員会の理事のほかに財務金融委員会の委員もしています。3月19日にはいよいよ、年度末までに成立させなければならない日切れ法案である税法(所得税法等の一部を改正する法律案)などに対する質疑が行われ、麻生財務大臣に対する質問に立ちました。まず、経済財政政策について、3月8日の予算委員会の続きをやりました。

 質疑の様子は、衆議院インターネット審議中継のビデオライブラリからご覧頂けます。こちらから「松田学(日本維新の会)」を選択してご覧下さい。

 アベノミクスで名目経済成長率を高めることに成功しても、それによる金利の上昇は税収の増加を上回りますから、経済成長によって当面は財政がかえって悪化し、それが国債の増発と悪い金利上昇の悪循環をもたらす可能性があります。それは、あまりに日本の国債発行残高が多いことがもたらしている事態ですが、こうした現実をきちんと説明し、それに対する戦略を政権は説明しているかといえば、そうではありまぜん。
 麻生大臣からも明確な答弁はありませんでした。経済運営にはよほどの巧みさが必要です。麻生大臣は高橋是清を自認していますが、当時、デフレを克服した高橋積極財政は従来の常識では考えられない革命的な政策でした。ならば、いま麻生大臣こそが財政運営について『革命』を起こさねばならないのではないか。

 例えば、将来世代に資産を残す建設国債は60年償還ですが、将来世代にツケしか残さない赤字国債までがどんぶり勘定で同じ60年償還になっていることには本来、理屈がありません。この理屈のない財政運営は、年々の赤字国債の償還負担をなだらかにして予算編成をラクにする上で、便宜上の利点はありますが、その分、国民に赤字国債の痛みがわからなくなってしまいます。
 そしていつの間にか、ここまで巨額な国債残高になってしまいました。財政規律に反するのはまさに社会保障で膨らんできた赤字国債であり、それを減らすことをもって財政規律とする一方で、将来世代に資産を残す建設国債については、単なるトンカチ事業だけではなく、未来への投資の観点からワイズ・スペンディング、つまり『賢い』政府支出へと戦略的なものに『財政の質の改善』を図れば、資産と負債のバランスシート管理によって、積極財政を行うことができるようになるのではないか。そうしたメリハリのきいた使い分けに新たな知恵と工夫をすることを提案しました。

$松田まなぶ(松田学)のブログ

 残念ながら、麻生大臣は官僚答弁に終わりましたが、問題提起はさせていただきました。いずれにしても、これだけ異常な経済財政状態に陥った日本では、『賢く』強い経済財政運営に向けて、新しい革命的な知恵が必要になっていると思います。
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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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