新型コロナ&ワ〇チン情勢その3 オミクロン特集[ニコニコ③21年12月前半]井上正康先生コメント
- 2021/12/12
- 18:55
いま話題のオミクロン(尾身クロン?)株は、その感染力の強さに世界じゅうが大騒ぎしていますが、考えようによっては、この新株は新型コロナ人災パンデミックを収束に導くことになるかもしれません。
新型コロナでは、感染拡大のたびに集団免疫が確立され、それで波が収束しては、人間との共存をめざして変異を続けるウイルスの側で、変異によってより感染力の強いウイルスが誕生し、それが支配的になって、前よりも高い感染の波が訪れるものの、人間の側で免疫訓練が重ねられていくため、重症化率は低下していく…。
世界的にあまり重症化の事例が聞かれない今回のオミクロン株が、この法則を最も分かりやすく人々に示すことになれば、人類社会がようやく、新型コロナへの正しい向き合い方に気付く時が来るかもしれないと期待しております。
特に、もともと旧型コロナに対する免疫ができていた点で欧米人などとはコロナに対する免疫状況が異なっていた日本人の場合、早く現在までの大騒ぎから目覚めることが収束を確実にするのではないでしょうか。
今回は、主としてオミクロンについて取り上げた2つの「新型コロナ情勢」番組をご紹介します。特に、「2.21年12月12日配信」のほうで、井上正康先生によるオミクロンの詳しい解説を転記しておりますので、お読みいただければ幸いです。
1.21年12月5日配信
◆松田学のニュース解説 2021 12 05新型C〇〇最新情報 前編
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ニコニコ本編
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https://www.nicovideo.jp/watch/so39715079
以下、本番組で取り上げたニュースの一部と、それらに関して番組で述べているコメントをご紹介します。
●「岸田首相、迅速対応アピール 菅政権の教訓踏まえ オミクロン株」
世界で最も厳しい鎖国に動いた日本。しかし、入ってこないわけがない。ここでは、オミクロン株が世界に衝撃を与えた11月末から12月初めにかけての国内外の情勢について解説しています。最終的には世界中で、この株が確認されることになるでしょう。
「オミクロン」の命名の背景が臆測を呼んでいます。WHOが意図的に、中国の習近平の姓と同じ表記のギリシャ文字を避けたとの見方があります。WHOは今年5月から、変異株にギリシャ文字の読み方を当てています。これまで1番目「アルファ」から12番目「ミュー」までを使用しました。今回は13番目の「ニュー」と14番目の「クサイ」が飛ばされ、15番目のオミクロンが使われました。クサイの英語表記は「習」の「Xi」です。
WHOは、途中のギリシャ文字を飛ばしたのは「混同や不快感を避けるため」と説明。
ニューは「英語の“new(新しい)”との混同を避けるため」で、クサイは「一般的な名字のため」だと強調。病気の命名は「文化的、社会的、国家的グループなどに不快感を与えることを避ける」ことが必要だとしています。
では、オミクロンとは何なのか?
感染力が強いが、毒性は?新たなワチンを開発しても同じことか?従来の考え方で淡々と対応すべきなのか?次が、オミクロン株についての井上正康先生からの第一次コメントです。
<<南アのオミクロン株はスパイク部分に32か所もの変異があり、α株やδ株と共通の変異もあるが、α、δ、南アβ株とは別の系統の変異株です。南アではオミクロン株が感染力の強いδ株を上書きして主流になっています。この事から、オミクロン株はδ株より感染力が強いですが、その広がりの様相から、既に世界中に拡散済みと考えられ、入国制限をしても年末から年始にかけて簡単に広がると思われます。
これまでの変異株とは異なる系統なので感染力も高いと思われますが、相対的な毒性は国々の免疫上位帯に依存する為、毒性の高低を一概に論じる事はできません。しかし、スパイクは分子量 18万もの高分子で数十箇所以上の抗原部位を有しており、ある程度の交差免疫が働く事が予想されます。その為に重症化率や死亡率は第一波に比べて低い可能性が高いと考えられます。
従って、過剰反応せずに日頃の感染予防(口腔ケア、手洗い、うがい、鼻洗浄、トイレのアルコール消毒)を小まめに行いながら、粛々と日常生活を送る事が大切です。それ以外の医学的対応は専門家に任せれば良く、感染して発症した場合のみ速やかに診察を受けて早期治療することが大切です。その為にも、1日も早く『指定感染症5類相当以下』に格下げし、多数の開業医が気軽に診察できる医療体制を取り戻すことが緊急の課題です。>>
●「全米でサンタ不足 子どもからの感染リスク恐れ」:
子どもからの感染リスクを恐れる高齢男性が多いことから、米国ではクリスマスシーズンを前に「仲間がいなくなった」とサンタが嘆いています。この子どもからの接触を恐れる免疫弱者の高齢者たちが子どもと接しないようにする行動は合理的でしょうか?
井上先生は…
<<大半のサンタクロースはメタボ体型なので新型コロナでは高リスク群と考えられます。
しかし、顕著な既往歴がない限り日常の食生活に注意し、身体を動かして続けて免疫力を維持しておけば子供からの感染を必要以上に恐れないことが大切です。>>
●「COVIDワチンが "殺人 "であることを医学的に証明する。ヴァーノン・コールマン - 2021年11月22日」:
医学雑誌「Circulation」に掲載された論文で、mRNAワクチンが内皮上の炎症と心筋へのT細胞浸潤を劇的に増加させ、ワチン接種後の血栓症、心筋症、その他の血管イベントの増加という観察結果を説明することができると結論づけられました。
井上先生のコメントです。
<<松田チャンネルで下記のメッセージを出されると良いですね‼️
このCirculationの論文は、私が春以来紹介してきた「ソーク研究所とCirculation Reserchの基礎研究論文の内容が実際に人体で証明された事を示す報告」です。本来なら、今春に出版された論文を読んだ専門家や医学会が政府や製薬企業にレッドカードを突きつけて接種を即座に中止させるのが常識的医学倫理であり、それにより何万人もの死者や重症の障害者の発生を未然に防ぐ事が可能でした。今回はメディア、ワチン担当大臣、こびナビ、自称専門家達が「コロナの恐怖感と遺伝子ワチンの有効性」を過剰宣伝して煽り、ワチンヒステリーを暴走させています。
オミクロン株による第六波でも同様の馬鹿騒ぎを繰り返して人災被害を深刻化させないために、遺伝子ワチンの危険性を国民に周知させて反復接種させない事が緊急課題です‼️>>
●ウイルスを使ってがん細胞を破壊する…悪性脳腫瘍の新薬承認 生存率高められる可能性
井上先生からのコメントです。
<<人体にとって大半のウイルスは無毒であり、有害なウイルスはごく一部である。我々の祖先がウイルスや細菌の遺伝子を取り込みながら進化し、最終的にホモサピエンスが誕生しました。約2万個のヒト遺伝子の約30%はウイルス由来であり、残りの大半は共生微生物(細菌)に由来しています。
がん遺伝子やがん抑制遺伝子も、太古に先祖がレトロウイルスから貰った遺伝子を使い回しながらホモサピエンスへと進化してきました。卵を産む恐竜や鳥類から胎盤を持つ哺乳類へ進化する際にレトロウイルスの遺伝子に由来する「シンシチン蛋白」が不可欠である事が知られています。シンシチンは免疫的に異種である胎児と母体の血液が混ざらない為のバリアーとして機能しています。
ウイルス無くしてはヒトも存在せず、我々はウイルスと共存する道以外に選択肢はありません。不勉強な野党の党首が国会で『ゼロコロナを目指す』などと戯言を言っていましたが、コロナウイルスは様々な動物とも広く共生しており、『ゼロコロナは人類が絶滅しても到達できない世界』です。>>
2.21年12月12日
◆松田学のニュース解説 20211212新型C〇〇最新情報 前編
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ニコニコ本編
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https://www.nicovideo.jp/watch/so39741076
まず、オミクロン株に関して、この番組でご紹介したニュースから…。
●WHO、日本の対応「理解困難だ」 外国人入国の禁止措置を批判
●年末年始の拡大懸念 オミクロンにかかわらず 厚労省助言組織
●日本医師会・中川会長警笛「オミクロン株による第6波も想定しなければ」
●低リスク帰国者は自宅待機 岸田首相「医療資源オミクロンに」
●倉持仁院長「これは賛成できません。こういうところから広がります」 厚労省の方針に異議
●世界でオミクロン株の拡散続く、脅威については疑問も
●オミクロン株で入院者数急増せず-南ア初期データ
●英、渡航直前のコロナ検査義務化 7日から入国者に
●オミクロン株出現でも年末休暇プランを中止する必要ない-ファウチ氏
●ここで、オミクロン株に対する井上正康先生から寄せられた見解をご紹介します。
Q&A
Q)香港のホテルでオミクロン型が空気感染したとされていますが、これは正しい理解でしょうか?オミクロンの場合は空気感染もあり得るのでしょうか?
A.「廊下を挟んで向かい合った客室で異なる場所から香港に来た旅客がドアを開いた一瞬に感染した」と馬鹿げた事を言っていますが、無症候性感染が大半のオミクロン株では感染場所の特定は不可能です。
「空気感染」の可能性に関して:オミクロン株にはスパイク部分に多数の変異が存在するので、ACE2受容体への親和性が低下し、他の細胞膜受容体に結合感染する新変異株が誕生してもおかしくない。
これに関しては、130年前にパンデミックとなったロシア風邪の元祖コロナウイルスが一昨年までに4種類の風邪コロナグループとして変異しながら、一種類のACE2標的型旧型コロナと、3種類のシアル酸標的型コロナ(インフルエンザと同様の感染受容体)として定着した歴史が参考になります。
ACE2に結合するRBD(Receptor Binding Domain)に多数の変異が起こると、血管内皮細胞には感染出来なくなり、同時に、スパイクのプラス荷電を介して喉や気管の粘膜組織細胞膜上のシアル酸(負荷電)に結合する様に変異すれば、飛沫感染型となり、症状も変化する可能性があります。
もう少しオミクロン株の分子特性と日本人感染者で発症した場合の臨床症状(咳、クシャミ、喉の痛み、呼吸器症状などの風邪症状)を観察しなければ断定できません。
たとえ感染様式が飛沫感染や空気感染でも、大半が無症候性感染なので、過剰反応して馬鹿騒ぎしない事が大切です。
<<オミクロン株には様々な種類があり、感染者は別々の場所で別々の感染源から感染したと考えられる。オミクロン株はスパイクに32箇所もの変異を有する多様な変異ウイルスの総称である。感染力はδ株よりも強いが、大半の国々で無症候性感染である事から、メディアや専門家に煽られて過剰反応すべきではない。岸田首相も「世界一厳しい航空機乗り入れ禁止策」を打ち出したが、オミクロン株は既に日本を含む多くの国々へ入国済みであり、無症候性感染しながら拡散中である。
オミクロン株はSARS-COV2Sと同系の風邪ウイルスCOV-229Eに同時感染した宿主で発生した可能性が高く、両者の類似性からオミクロン株は免疫系を回避して感染しやすくなっていると考えられる。
では、オミクロン株の感染力、重症度、ワクチンの効果は…
スパイク蛋白には32箇所もの変異があり、その中でH655Y、N679K、P681Hの変異はスパイクのS1/S2開裂部位近くであり、感染力増加に関与していると考えられる。現在時点ではオミクロン株感染者には特徴的症状がなく、大半が無症状である。
オミクロン株には32箇所もの変異があり、ワクチンの効果が低くて再感染し易い。既に国内へ侵入しており、水際対策の強化は失敗している。ワクチンはオミクロン株に対しても無効である可能性が高く、ブースター接種は感染増強させる可能性が高い。>>
Q&A
Q)このオミクロン型は、従来より井上先生がおっしゃっていたように、次の波は前より大きくなるが、重症化率は低下していくという法則通りに進んでいる事態だと考えて良いのでしょうか?
A.現時点では世界中の感染者の大半が無症候性感染者である事から、法則通りの変化が起こっています。日本でも弱毒株として風邪のウイルスになると考えられます。
Q)だとすれば、国を閉ざすのではなく、国を開いて、むしろたくさんの人が無症候感染して免疫力を強化させたほうがいいということになるのでしょうか?
A) その通りです。
Q)今回、このままオミクロン型で重症者がそれほど出ていないということが把握されれば、次の変異はさらに重症化率が下がるのであり、近く、新型コロナは「収束」ということになる可能性はあるのでしょうか?
A.その可能性が高く、「メディアや専門家が馬鹿騒ぎしなければ収束する」と考えています。現在、過剰に恐れている新型コロナが、やがては『毎年繰り返される恒例の風邪』として定着していきます。
Q)先生からのご回答の中に、「オミクロン型に対してワクチンをブースター接種すると感染を拡大させる可能性が高い」と書かれていますが、それはなぜなのでしょうか?
A.通常の感染は口や鼻の粘膜や皮膚を介して病原体が入るので、先ず自然免疫系での戦いが起こり、そこを突破されると獲得免疫力系の液性免疫や細胞性免疫がバランス良く応答します。
皮下に接種するワチンと異なり、筋肉組織からイキナリ全身組織に分布して刺激する今回の遺伝子ワチンでは、多数の国々で、二回接種後のブレイクスルー感染が起こり、三回目のブースター接種後には顕著な感染爆発が起こっています。これらの事実から、遺伝子ワチンが自然免疫系を抑制して感染し易い体質を誘起している可能性が危惧されています。
人類初の遺伝子ワチンによる壮大な人体実験で明らかになったこれらの現象から、ワチン学における未知の課題が解明される可能性があります。
●「こんなにもおかしい、岸田首相のオミクロン対応」:
この番組では、以下のような論説(岸博幸・慶應義塾建て医学大学院メディアデザイン研究科教授)も紹介しています。
…岸田政権はそのオミクロン株への対応も含め、コロナに関して政策的にはおかしな対応を連発しています。
・①全外国人の新規入国を1カ月も停止:この対応は世界で最も厳しい対応であるにもかかわらず、それが必要な根拠や蓋然性が一切説明されないまま決定・実行された。
・②正式発表もなく国民の移動の自由を侵害:重要なのは、憲法違反となりかねない政策対応を政権が正式に発表もせず(=その必要性の説得的な説明も行わず)に実行し、騒ぎになったら慌てて撤回したということ。これでは、岸田政権内で意思疎通や政策決定の仕組みがちゃんと確立されて機能しているのか疑問になる。
・③濃厚接触者の範囲、突然の拡大:搭乗者全員を濃厚接触者に認定というのはやり過ぎ。
…重要なのは、明らかに過剰と考えられ、結果的に航空会社や自治体などの関係者の作業負担を増やして国民の恐怖感も煽りかねないような政策対応が、その妥当性などに関する説得的な説明もなしに実行されたということです。そもそも、日本はもう2年もコロナと付き合っているのですから、その間に蓄積された膨大なデータや経験を踏まえれば、「最悪を想定した“最低限の”対応」を考えられるはずです。
→ここで私からコメントいたしますと、この論述は誠に正しいです。ただ、こうした混乱の源はやはり、新型コロナというものに対する正しい知識の共有がなされていないこと。こんな状況で憲法に緊急事態条項が規定され、総理が闇雲に情緒的な強権発動をするようなことがないようにしなければなりません。
特に、上記②については、私も我が耳を疑いました。海外にいる日本人は航空券の予約をしていないと年内に帰国できなくする…。こんなのは政治的にもたないだろうからすぐに撤回されると思いましたし、現に岸田総理は撤回しましたが、国土交通省航空局が勝手に決めて、こんな重大なことを官邸にきちんと相談もせずに航空会社に要請するなど、これこそまさに「コロナ脳」。
官僚たちの頭は大丈夫でしょうか?憲法に規定する移動の自由に反するなどと言う前に、海外にいる自国民に対して門戸を閉ざすなど、まるで棄民政策。そもそも国家とは何なのかに関わる問題です。こんなことだから日本政府は拉致被害者も救出できない…とまでは言いませんが、感染症への無知にも起因する視野狭窄の「コロナ原理主義」の弊でしょう。
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