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3回目のブースター接種の前に、この警告に耳を…動物実験の現場より、村上康文先生からの提言

日本では、極めて感染力の強いデルタ株による第5波も、これまでの新型コロナの4つの波と同様、集団免疫の成立によって急速に収束しましたが、150年前のロシア風邪(旧型コロナ)や100年前のスペイン風邪(インフルエンザ)がそうであるように、ウイルスの変異はずっと続いていくものとされていますので、今度の冬に向けて第6波の到来を懸念すべきなのは当然のことと思います。

英国など諸外国では、このところまた、感染の拡大がみられ、もはやワクチンの2回接種では新型コロナへの感染を防ぎきれるものではないことは世界的に常識化しました。

このような中で、各国でも日本でも3回目のワクチン接種、すなわちブースター接種が進められようとしていますが、東京理科大学名誉教授の村上康文先生は、これまでの長年にわたる動物実験から得られている知見に基づいて、何度もワクチンを接種すること自体に警告を発しており、その衝撃的なメッセージが一部でも話題になったようです。

専門家ではない私は本件について断定的なことを言える立場にはありませんが、ワクチンを巡っては、その安全性について少しでも疑問を表明する言説がことごとく「デマ」として排除されています。その中で、信頼性の高い薬学の第一人として、日頃から親しくさせていただいている村上先生からのこの真摯な警告は、少なくとも多くの国民に情報として提供されるべきものであると考え、過日、松田政策研究所のニコニコチャンネルで同先生との対談の形で配信いたしました。

以下、その概要を記載いたしますので、関係各界の方々におかれては、真摯なるご検討をお願いしたいと思います。

まず、村上先生からのメッセージを要約すると…、

「普通は動物実験で問題が出た場合は、ヒトへの投与は中止する。世界でも最高権威のソーク研究所が、動物実験で新型コロナの遺伝子型ワクチンそれ自体に毒性があるという研究結果を出しており、また、実験の現場では、何度も抗体を投与すると、動物は皆、死亡してしまうというのは常識である。ブースターは危険であり、考え直すべきものだが、こういう常識がなぜか、踏まえられていない。

日本では新型コロナの死亡リスクが高い高齢者にはワクチン接種が行き渡ったのだから、ここでいったん、止めて、動物実験の結果を検証しなければならない。そして、スパイクの端っこのRBDという部位にのみ基づいたワクチンであれば安全なのだから、そちらに切り替えるなどの対応をすべきものである。死亡リスクの低い若年層には感染が拡大して免疫を広げたほうが収束にはプラスである。」

その他、抗体実験を1,000回はやってきた、この分野を知り尽くした現場の権威である村上先生が数々の警鐘を鳴らしています。新型コロナの抗体医薬を新たに開発した記者発表の場で、ブースター接種の危険性を示す、動物実験の現場の常識にちらりと触れただけで、バズったようです。

例によって、世の「専門家」たちから「デマ」との批判が飛んでいるようですが、本当にこうした真摯な科学的知見や現場からの見解がデマなのかどうか、ぜひ、番組をご覧いただいてご判断ください。

◆『第一線の研究者からの”警鐘”~本編は概要欄から~』
 ゲスト:東京理科大学名誉教授 村上康文氏
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本編
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https://www.nicovideo.jp/watch/so39487826

以下は、村上先生がニコニコチャンネルのほうで述べている内容です。

新型コロナの収束はワクチンだけでは不可能。感染者が増えるとミュータント(変異株)が増えてワクチンが効かなくなる。2.3億人まで感染者は増え、死者も470万人。一つの仮説だが、有効率100%のワクチンをいっぺんに打つと流行は終わるが、実際にはそれができない。集団免疫はワクチンでは難しい。

接種者でも非接種者でもウイルス感染を広げる能力は同等。むしろ、感染力が増大しており、水疱瘡並みに。デルタ株感染者は従来型よりウイルス放出数が1,000倍。ワクチンでは集団免疫は不可能なのは、米CDCも認めている。

ワクチン先進国は、早くから接種を始めたイスラエルでは、死亡者まで増えている。日本は免疫の状況が違うので、ここまでいかないが、恐らく同じことになる。新しいミュータントが登場してもう一段、効かなくなる。ミュータントはどんどん現れる。

ワクチン接種証明書は9月28日のシンポジウムで我々が「提言」で言ったように、意味がない。だから、抗体薬を開発している。Murak抗体。細胞レベルでの有効性まで証明した。

ミュータントの登場と、時間が経つと抗体が落ちることの2つが、ワクチンが効かない原因。しかし、かつては動物実験では抗体は落ちなかった。今回の場合だけ落ちている。答はミュータントに影響されない治療薬の開発。これはウイルスに対する抗体ではなく、ヒト細胞の感染の入り口を防ぐもの。出願は終了しており、来年には使える。

予防薬についても、2つの抗体を我々は開発した。実用化するのに丸一年かかるので、もう少し早くできるものとして、ポリクローナル抗体。モノクローナル抗体ではなく、スパイクたんぱくのさまざまな部位と結合するので、変異株に強い。2つのものが作成されたので、臨床応用を。

メディアを集めて発表会をした。どんな抗体を開発したかの発表だった。自分は色々な実験をしていて、世の中で最も多くの抗体を創った人間である。恐らく1,000ぐらいか。実験でどうなるかいちばんよく知っている。そこで、常識で知っていることをつい言ってしまったら、大騒ぎになった。まさか問題になるとは…。

そういえば、ワクチンブースターで皆さんが不安になっている。なのに、情報は流通していない。何回か実験したデータが普通なら公表されて、その上で打つのなら分かるが、そうでないのにやるのはあまりに乱暴ではないか。

しかし、それをウソだ、間違いだと専門家たちが言い出した。びっくりしたのは、皆さんがよく知らないこと。その方たちが悪いとは言わないが、一定のリスクが問われるのはそういうとき。リスクを知った上での判断であるべき。

高齢者は発症すると亡くなるリスクが高いから、ワクチンを打てばいい。日本では高齢者の接種が終った。ハイリスクグループが終了したのなら、ストップしていい。さらに闇雲に進めるのは問題。子どもや若者は、10~30代は圧倒的に少ない。むしろ、感染して免疫力をもった方が良い。

自分はワクチンに猛反対しているのではない。問題は、副反応が多そうなので、どういうものか、人々に説明して、安心してもらうこと。もう少し安全なワクチンが必要。

ワクチンを動物にたくさん打ってきた立場としては、生ワクチンがいちばん有効。これは通常の、弱毒化したウイルスを打つもの。不活化ワクチンは有効性は少し落ちるが、安全性は高い。

mRNAワクチンとベクター型ワクチンが問題。遺伝子が細胞に入り、細胞内でできるということが問題。ここが違う。資質のナノ粒子を注射して細胞に入り、メッセンジャーから抗原たんばくが合成される。これをいきなりヒトに?。両方とも世界初めて。遺伝病などの治療には使ったが、普通の人に打つのは初めて。

新型コロナでは、ウイルスが増えることで細胞がやっつけられる。激しい炎症で熱を出す。ワクチンを作って抗体を創って不活化する、そこまでは普通のこと。

ところが、普通ならウイルスが増えるから毒性となるものなのだが、新型コロナについては、ウイルスのスパイクそのものが毒性を持っているというのがソーク研究所の研究結果。普通は有害でない形にして動物実験をしている。今回のワクチンは毒のまま打っている。普通なら、このソーク研究所の論文が発表されたなら、ひとまずやめるべき。世界ナンバーワンの研究所であり、ワクチンを開発してきたから、よく知っている研究所だ。

そこで発見されたのは、スパイクたんばくをハムスターに投与したら、それだけで毒性を発揮、血管にダメージ、ミトコンドリアにダメージを与えて細胞がやられるということ。ACE2受容体は血管にもある。それだけで血管がやられる。

それはハムスターの問題であって、人の問題ではないと反論されたが、薬学の観点から言うと非常識。普通、医薬品開発のステップでは、まず動物に投与し、それで大丈夫となってから人での臨床試験に進むもの。製品が売り出された後でも、動物実験でこのような報道がなされると、良心的な製薬会社なら中止して、これで本当に大丈夫かとなるもの。

これまでいろんな事例があり、訴えられて製薬会社が倒産することもあった。また、亡くなっている人がいると、承認は取り消される。この事実を厚労省が認めないのは問題。良心があれば、ひとまずストップするもの。今の状態は、大勢亡くなっているので、普通なら承認を取り消す。本来なら、ユーチューブやメジャーなメディアで発信されるべきことである。

スパイクの端っこの部分なら、毒性はない。端っこのACE2と反応する部分だけなら大丈夫。全体でやらず、一部だけ使ったワクチンを、もう一度、設計すべきだ。

もともと2つの道があったのであり、もう一つの道がある。こちらもファイザー社は途中まで開発していた。どうしてハイリスクなほうを選んだのかわからない。やればすぐできると思う。ファイザーには、ぜひ、そうしてほしい。

日本では、高齢者もひとまず接種が終わったので、新しい株が登場した段階で、もう一度やるということにすべき。スパイクたんぱく質の受容体結合部位(RBD)のみならOK。スパイクが毒性を持っているということは今年になってわかったので、仕方なかった面はある。

本来なら、この発見があるなら、内部で実験して、ひとまずとりやめるもの。そうすればいいだけのこと。

もう一つ懸念材料がある。マウスにメッセンジャーを打つと急性心筋炎を誘導する。これがオンラインで発表された。静脈注射をすると、ほとんどすべての動物で。査読は終わっている。こういう論文まで発表されているということは、本当ならストップだ。

人のほうがマウスより大きいので、マウスと同程度か実証が必要だが、現に、そういうケースがたくさん出ているはず。野球選手も心臓の障害で亡くなった。打ってからいきなり激しい運動をした。筋肉注射だと激しい運動するとそうなる。静脈に入るのが問題。どうしても一部は静脈に入ってしまう。

マウスの写真をみると、大幅に心筋細胞が破壊されている。接種を何回もやると、複数回投与されるから、同じことが人間で起こるだろう。

村上はウソつきと言われるが、動物モデルで問題が生じたら、ストップなのが薬学の常識。常識知らずだ。複数の情報が出ている。いずれも査読付き論文。安全なワクチンが登場するまで少し待つべきだ。人を実験動物と同じように扱うべきではない。動物でダメなのに人間ならOKというのは非常識。

ワクチンのもう一つの問題は、抗体レベルが早く落ちてしまうこと。10週間で抗体レベルは半分以下に落ちる。私たちは大勢の人たちに抗体検査をしているが、同様の現象がみられる。イスラエルは最も早く接種した。そこでどうなったのかをみると、日本で何が起きるかが分かる。8か月だと16%まで落ちる。イスラエルでは入院者の8割が接種済者。

ワクチンは重症化を抑制すると言われているが、接種後の感染者数も死亡者数も増えている。入院する人たちも増えていくし、重症者も増える。

メッセンジャー型ではないものだと、抗体がここまで落ちるということはない。動物実験でそこまで減らない。そちらの方が有効ではないか。

接種後、最高値になるまで二週間、そこから二か月で二割ぐらいまで落ちるのがメッセンジャー型であり、データがある。

RBD(受容体結合部位)でやると、簡単には落ちない。ワクチンだと8週間で急激に落ちるが、我々が動物でやっているようなスパイクの一部で免疫すると、抗体値は一年とか、もうしばらくもつかもしれない。

抗体を実際に作っている自分のような人間からすると、ほかの方法論がある。自分は大学院生の頃からウサギで抗体を作成してきた。ワクチンを何べんも注射したら…抗体価が上昇している間は、何度打っても大丈夫。

しかし、一度上がっていってからの複数回は、相当なダメージというのが、いつも見られている現象だ。

ワクチンは二回目で抗体レベルは上がる、そこまではいいが、そこから追加していくと、リスクが相当ある。

10頭のマウスで学生に何も言わずに実験させると、一回目は大丈夫、だが、6回目ぐらいになると、泣きそうになって相談に来る、「先生、全部死んでしまいました」…と。

そんな論文なんかないだろうと言われたが、免疫実験に失敗したなんていうことは論文にはならない。お前のやり方が悪いと言われるだけ。これは、現場でないとわからないこと。複数回の接種は十分な実証が必要。

 ワクチンは高齢者には確かに有益。高齢者や病気を持っている人なら。しかし、普通の人に3回も4回もというのは…。普通の人たちは、やるからには当然、動物実験をしているだろうと思っているだろう。しかし、一回抗体がハイレベルまで創られると、そのあとはやらないものだ。実験結果は重要だ。

だから、ブースター接種にはびっくりしている。慎重にやってほしい。全体を使っているワクチンはだめ。できれば遺伝子でない方がよい。従来型の組み換えタンパクワクチンが良い。それもRBDのみを選んだらよい。自分はいっぱい実験しているので、自信をもって言える。

 …以上、人類社会全体のためにも、ぜひ、メジャーなメディアできちんと取り上げていただかねばならないと思います。これが無視されて、本当に大変な問題が起こることがないよう、少なくとも関係者には「良心」を持ってほしいものです。

 (本記事は村上先生が述べたことの口述筆記に基づく記事ですので、専門用語の使い方等において不正確な点があり得ることをおことわりしておきます。)
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プロフィール

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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