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視聴者からの「新型コロナ」疑問、質問に答えます!~井上正康・大阪市立大学名誉教授からの回答内容~

新型コロナについて、松田政策研究所チャンネルでは、視聴者の皆さまから寄せられた200を超えるご質問に、大阪市立大学名誉教授の井上正康先生が1時間をかけて丁寧にお答えになっている番組を、過日、配信しました。多くの視聴者に好評で、配信後数時間で4万人の視聴数に達していましたが、突如としてYouTube側から、この番組が削除されました。

リアリズムに基づき科学的に正しい知識を普及することで社会公益のために尽くしている立場の当チャンネルとしては、YouTubeが削除したとしても、国民の命と健康、生活や社会を守ろうとする多くの皆さまの真摯な要望に応えていく責務を果たすべきだと考えました。

特に、この番組は、新型コロナの正体について世界中の専門家がこの一年、解明の努力を続けてきた科学的な成果をもって、国民に正しい知識を普及し、医学の進歩のために研究者の科学研究に向けた提案をしているという意味で、人類社会の進歩と福利の向上に寄与する意義深い内容になっております。

そこで、松田政策研究所としては、この番組を「松田政策研究所ニコニコチャンネル」にて再配信いたしましたが、本ブログ上にも文字の形で、その内容を多くの方々と共有できるようにいたしました。

以下は、視聴者からの各質問に対して井上先生が番組で答えている内容です。

●集団免疫に関して、本当に日本では獲得されているのか?
上久保先生が早い段階から出していて、素晴らしいと思っていた。いくつかの拠点で血中の抗体を調べたところ、0.1%とか0.9%で、集団免疫はできていないとの声は、免疫を知らない方の見方。感染して抗体が出るが、病気が排除されると、抗体は出なくなる。無症状の人は半減期36日で抗体は消える。去年の6月にたくさんの症例。半年で1%、1年でほとんどなくなるが、免疫記憶が残っている。これが毎年起こっている感染症。

免疫記憶があれば風邪だと2~3日寝ていれば治る。12月の抗体が1%なら、皆が同じころに罹った人がいまそうなら、一年前にさかのぼれば100%が罹っていた。固定した数値で見てはいけない。重症化した方の抗体値は長く維持されることが、Sarsでわかっている。ダイナミックな評価をすべきだ。

感染するとIgM抗体がパッと出てきて、遅れてIgG抗体が出る。重症化すると長く出ている。再感染したときは、IgMより、いきなりIgG抗体が出る。これが医学的な見方。

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私たちの仲間である東京理科大学の村上康文先生が、ほとんどの日本人が最初にIgGが出ること
検証した。集団免疫を日本人が達成したことの医学的な根拠になる。

もう一つ、東アジアの状態は世界でも起こっている。感染があるところまでいくと、すとんと下がる。インフルも同じ。かなりの人がかかっていると、感染者が激減する。

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この時にステイホームをがっちりした人が、次の時に感染する。一波、二波、三波…と減るたびに死亡率が低下していく。インフルは日本では600分の1になった。これは日本だけではない。世界中にインフルの測定拠点があり、豪州では絶滅したとも。去年のインフルは12月と1月に抑制されている。これが上久保先生のS型、K型の日本への流入。そこでインフルが入るチャンスがなかった。

これは世界も同じ。来年には世界でも集団免疫。スウェーデンは最も早く6月に達成した。集団免疫の確立について、やっと説得力あるデータとして出てきた。

感染したときに抗体が出る状態にあるかどうか、それは免疫記憶次第。

●自然免疫が確立しているとする東アジアでも免疫が数か月で消えるというのは矛盾していないか?
病原体がいないのに四六時中、抗体が出ているようでは非効率。リンパ節差で待機している。これが免疫記憶。これは自然免疫より、獲得免疫の話。東アジアではコロナ、欧州ではペスト。土地土地で自然免疫がある。

●マスクの着用は、感染の原因が違うなら、どこまで意味があるか?
大阪からの新幹線でマスクをしていなかったのは私一人だけだった。メッシュサイズを考えると、感染者がゴホンとしたときに飛沫をトラップする意味がある。迷惑をかけなくなる。しかし、コンピュータの富岳がふるいあがらせた映像は、ウイルスでは関係ない。映像的な恐怖感。

ウイルスのサイズとエアロゾルで考えると、鶏小屋の金網で蚊が入ってくるのを防ぐのがマスクのメッシュサイズ。しかし、鶏は出ていけない。

密であればあるほど、マスクでは呼吸がしんどくなる。子どもが酸素を取り入れる障害になる。代謝速度の発達期には脳がエネルギーを要求している。特に夏場にマスクをするのはダメなんだと、お母さん方にコラムで発信している。

子どもとお年寄りの夏場のマスクはハイリスク。去年のお盆の一週間で1.6万人がマスク着用で熱中症で救急搬送で、850人が重症化した。子どもを含む30人が亡くなった。その間にコロナでなくなった方は数人。

どんな状態でマスクは意味があり、意味がないか、専門家がが科学的に説明すべし。

私たちは一日数百回、無意識に顔を触っている。口の中にものすごい防御機能がある。。RNAウイルスがやっつけられる。学校の校庭などでのマスクは将来の障害になることを知ってほしい。

●欧米でもマスク着用の徹底で感染が一時収束したのではないか?

因果関係と相関関係をきちんと区別しなければならない。日本は自粛したからリスクが低かったなどと言われるが、集団免疫が確立した事態と感染との関係をみると、火事が収まった時に緊急事態事態宣言をしていたのに、同じころに感染の数字が下がっているから緊急事態宣言の効果だと判断するところに素人的なミスがある。医療も科学として判断する必要がある。

居酒屋でマスク、何も意味がない。時短はスープゴートでお気の毒。6月頃にモノの表面を介して感染することがわかった。生活用品など。温度と湿度を変えると感染力が落ちていく。冬はウイルスが長引く。スマホのガラス表面など。N95のサージカルマスクが、ウイルスが一番安定する。粉塵を吸着する。もう一回使うのは危ない。

三密回避とか8割接触減で抑制できなかったのは、対策が間違っていたからだ。医学は経験値の学問。効かなかったらトライ&エラー。ACE2受容体は腸に多く、ターゲットは腸。唾液が陰性になっても、便からは出続ける。噴口感染。トイレが大事な感染源ということがわかった。

便座、トイレの内側のドアノブ。クルーズ船でも判明したこと。生活用品についていると、今日は三密でなくても、昨日人がいたら、モノを介して感染する。その辺りのリスクマネージメントが必要。トイレ清掃、ノブなど清掃が大事。お尻に付く。北京では肛門清掃を空港でしている。中国は一歩先を行っている。

うまくいかない時にはわけがある。なぜかを考えるべき。便は出た瞬間に汚い。そうした人間の感覚は、病原菌対策。それを忌み嫌うことで、感染で死ななかったことで適者生存で人間は進化した。バクテリアもそうだ。下水道を介した感染。

手洗い、うがい、鼻の洗浄、トイレの清掃の4つをやれば、それ以上は過剰対応だ。日常生活を取り戻すべき。水洗トイレでフラッシュで水が出て、それを富岳で撮影すれば、ミストが出ているはず。便座では、蓋を閉めてから水を流すように。店先のアルコール消毒はトイレの中にこそ置くべき。それで圧倒的に感染のリスクはなくなる。トイレから出たら手を洗う。駅や公衆トイレ、特に女性は便座に座る。そうすれば何の心配もなく出かければよい。

今までやっていたことは効果があまりなかった。換気換気…と言うが、寒いのに、何というバカなことを。昔から風邪の真の対策はストーブにやかん。あったかくする。温度と湿度を上げるとRNAウイルスは壊れてくれる。これが風邪の基本的対策。

感染力が6~10倍になった冬の風邪だと考えるべきだ。

●風邪だというのに夏でも感染者が出ている、欧米では風邪はないのか?
皆さん、夏風邪をひく。冷えると夏風邪になる。体温が下がると免疫が下がり、お腹はACE2が最も多い。風邪の理由はコロナだけでない。それは15~30%。バクテリアなど他の様々な原因がある。欧州などの場合は東アジアとは別の原因。それぞれの抵抗力を土地土地が持っている。旧型コロナのおかげで、我々のリスクはミニマムだった。

●ワクチンに関する質問、強制接種は無いですね?遺伝子型のワクチンは大丈夫なのかとの現場の医者からの懸念。しかし、mRNAワクチンはすぐに消えるのでは?

よく勉強した医者はそう考える。体内では、DNAからRNAができるという一方通行。起用箇所的にはそうだ。メッセンジャーRNAからDNAにはならない。しかし、DNAになるのを触媒するメカニズムも発見されている。DNAなら簡単に核の中に入る。

RNAウイルスはそういうものを本来もったもの。その可能性は非常に少ないが、一方通行的な知識ではそうなるが、本来の細胞の流れに沿って代謝するかは誰にもわからない。

やってみなければわからないのが医学の基本。健康な何億人に打つなら安全性のチェックが基本だったが、今回はすっ飛ばしていきになり人体実験。どんな出口かは、誰も見識がない。演繹できるデータがない時は、教科書とは違うことが起こる可能性を考えて、恐る恐るやるのが正しい。

3か月たって海外で副反応が出ていないというが、数時間後、数週間後の副反応は大したものではない。最も大きなのはADE。抗体ができることでRNAウイルス特有のリスクがSarsの時の治験で17年前にわかり、開発は中断された。突然変異が起こりやすい。Sars、Mers、エボラ、エイズ、C型肝炎…これらになぜワクチンがないのか。リスクが増幅する。

抗体を白血球が食べたときに変異して分解されず、異常増殖でサイトカインストーム。遺伝子に結合したNタンパクと反応する抗体ができたときに非常に危ない。モデルナ社が、その測定キットを作っている。彼らはADEが起こることを知っている。Sarsの経験で、ワクチン開発のプロはみんな知っている。6,000種の変異株の中にはいろんな変異が起こっている。タンパクとの結合が全く違うものがあるかもしれない。

これが実際に起こるかどうかは、やってみなければわからない。

このADEは、抗体ができるのに数か月かかるので、マンスのオーダー。来年の冬の感染期のこと。ワクチンの本当のリスクはADEのリスクをきちっとみること。専門家が政府に伝えるべきメッセージである。

●ワクチンを受けないで済むには?
強制というのは難しいもの。病気でない人に、しかも、ワクチンは集団のための仕組み。6~7割が免疫なら、残り数割は打たなくて済む。夾雑物によるアレルギー反応の人もいるので、ぜんそく持ちやアレルギー体質の人は、診断書でワクチン免除があるべき。

これを強制すると国家レベルの賠償問題に。テイク・ユア・オウンリスクで。これまで、騙すようなワクチン行政をやってきた。科学的なデータを開示して、日本人は識字率も高く、国民を信頼してバランスよい情報を与えて判断してもらえば、結果が悪くても納得される。

●腸にどうすれば辿り着かないか?
ACE2が多いのは消化器系。小腸、大腸、胆嚢。ACE2は口や鼻粘膜にもあり、嗅覚や味覚の障害は風邪でも起こっていた。口腔や鼻粘膜に感染する。

食べ物を食べたときに、たわしで柔肌をこすったような小さな傷が口腔内にできる。口腔内粘膜は傷つく組織。そこから白血球が数百万個出てきて、活性酸素を出し続ける。戦争モード。それで微生物と闘う飛び道具になる。四六時中、口の中には活性酸素が出ている。それにヒットされると、コロナのRNAウイルスはぶつぶつに切れる。

その中で共生可能なウイルスが何億個も口の中で生きている。唾液には感染防御物質がいっぱい分泌されている。コロナも粘膜を突破すれば、ACE2受容体が多いところには、どこでも行く。脳にもある。脳で特別な感染状態になる。

コロナの病理がシンプルに理解できる。今ならすぐに明らかにできる。メカニズムが分からなかった風邪について、これまでは対症療法か免疫でしか戦えなかった。これが科学で戦えるようになった。そのような科学の進歩が期待される。新型コロナからの発見を医療の武器にするような進歩が必要。

血管の壁の細胞がACE2を持っている。それが血流にコロナがあると、とりついて、中で増殖し、細胞が壊れたりして、その瞬間に血液が固まるよう血栓ができる。腸でできて、肝臓でろ過され、すり抜けたのが肺に来る。血栓は大きくなっていくので、肺でトラップされる。CTで映る。インフルと同じ状態にみえる。像は似ているが、肺の中でできるインフルとはメカニズムが違う。

●後遺症は…?
いちばん多いのは疲労感。風邪をひいてしんどいのは昔から。ACE2を介する病態。川崎病のメカニズムも今回のコロナで分かった。

●重症化は…?
生活習慣病はリスクが高いので、極力かからならないようにすること。握力、顎力(がくりょく)、歩行力。ものを握って握力が強いと、認知症になりにくく、長寿。握って、噛んで、歩くだけで、脳の9割が活性化。

ピアノを弾く人は脳の5割が総動員。チェロを弾いているときは脳の6割が活性化。その時、脳の血管がリラックスする。それで動脈硬化が防がれる。ピアニストはだから長寿。身体を動かすことで生活習慣病から逃れる。それから食べる。腸が免疫の多くをコントロールしている。そのバランスをとる。食物繊維、昆布、海藻を食卓に毎日上げる。

シンプルなライフスタイルを維持することが、コロナの後遺症を終わらせる方法。富岳の映像やパンデミックの映像の恐怖感でバランス感覚を失ったコロナ脳、日本人の思考力を奪った元凶はテレビ。文字から読んでいく能力を、日本人は思い出してほしい。

●ウイルス干渉、「椅子取りゲーム」について
どのウイルスでも先に入ると自然免疫で、インターフェロンなどサイトカインではじき出す。免疫系が活性化されて戦争が起こる。その時に、あとからのこのこと入ってきたウイルスは流れ弾に当たり、感染の場所に行き着かない。最初に入った者が取る。それが去年、世界中でインフルが激減した原因。
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●欧州に住む日本人は、集団免疫は?
2019年から欧州に行かれているなら、それまで毎年、土着コロナの洗礼を受けており、基礎的な戦う力はある。あとは中国からの弱毒株にどれだけ曝露しているか。欧州のどこに住んでいるかによって異なる。

●無症状者からの感染が50%と言われるが…?
感染者の8割が無症状。無症状の人からうつることはあるが、0.7%という研究論文がある。そのために全員隔離するのは、ボタンの掛け違い。発症したときにパッと対応するのが大事。間髪入れずに対処することが大事。2類を5類に落とすこととセットでやるべし。

発症した人が対象なのが医療の基本。血圧120以上の人に降圧剤というバカのことをやっている。コロナでやっていることと同じ失敗。血圧は、脳が必要としている血流を脳が決めているもの。下げると脳がぼけて転倒骨折などをする。絶対値は血圧にはない。かつては、年齢+90が正常値と言われた。年齢とともに正常血圧は上がる。年齢とともに動脈硬化により、圧を上げないと脳に十分な血流が行かない。

根本的な治療は薬で下げるのではなく、動脈硬化の予防。絶対値で血圧を考えることに、今の医療の科学としての脆弱性がある。これもダイナミックに考える。

抗体の血中濃度をスタティックに考えるのではなく、個性にヒッティングさせて考えるべき。

●変異株の流入に対しては…?
なぜ日本の変異株に騒がないのか。だいぶ前にすでに6,000種類のウイルスと言われた。二週間に一つの割合で変異が世界中で起こっている。日本の世田谷区の変異株が海外に行く可能性もある。それで性質がどのように変わっているかが大事。

英国変異株は感染力が1.6倍。従来の風邪に比べてこれまでの新型コロナが6倍だったから、6×1.7倍で、従来の10倍、風邪にはかかりやすくなったが、強毒化していない。感染力が強いのでかかりやすいが、風邪として対応すればよい。

MersやSarsが日本で出る可能性もある。迅速に対応する準備をするのが、専門家がやるべきこと。

●動画
YouTubeから削除された本動画番組は「松田政策研究所ニコニコチャンネル」にて再配信されましたが、こちらからご覧いただけます。
↓↓↓
https://ch.nicovideo.jp/matsuda-pi
↑↑↑
開けていただきますと、

「特番『井上正康先生に訊く!視聴者からの『新型コロナ』疑問、質問に答えます!』ゲスト:大阪市立大学名誉教授 井上正康氏」
という動画が出てまいります。

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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