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新型コロナ対策を抜本転換せよ『決定版、わかってきた新型コロナの真実』井上正康先生との対談シリーズ

昨年の今ごろは正体不明と恐れられた新型コロナウイルスも、世界中の研究者たちによる解析で、その正体がほぼわかってきました。それは感染力が従来より6~10倍の風邪のウイルス。私たちが日頃罹っている風邪は治療法のない万病の元ですが、そのメカニズムまで解明されつつあります。

しかし、メディアも政府系「専門家」たちも医師会も、未だにペスト扱い。このことが社会を混乱させ続け、特に日本の場合は緊急事態宣言という、国民の健康を守上では本来のコロナ対策には逆行する政策が正しいと信じられ続けています。

モードチェンジに向け、まずは感染症に対する正しい知識の共有から。社会の正常化に向けて立ち上がった私たちモードチェンジプロジェクトの一環で、松田政策研究所チャンネルでは、コロナについて最もわかりやすく語る専門家として評判の高い井上正康・大阪市立大学名誉教授と3回にわたる動画対談シリーズを配信しました。

題して、新型コロナ対策を抜本転換せよ!『決定版、わかってきた新型コロナの真実』シリーズ。早速、数多くの共鳴の声をいただいています。以下、3本、配信順にご紹介いたします。この記事の画面からクリックしていただければ、いずれもご覧いただけます。

●その1 『決定版、井上正康先生に訊く!わかってきた新型コロナの真実 その1 日本の現状はどうみるべきなのか』ゲスト:井上正康・大阪市立大学名誉教授

メディアが伝えないので一般国民があまりご存知ないのは仕方ありませんが、国会で「ゼロコロナ」などと叫んだ某野党代表は政治家としてはあまりに恥ずかしいおバカさん。政府も国民も新型コロナに向き合うためには、まずは感染症の基礎知識を…!

モードチェンジプロジェクト、井上正康先生との対談シリーズの第一弾は、いま日本で何が起こっているのかを解説しました。

コロナの収束とは、感染がなくなることではありません。それは、私たちが毎年の風邪に向き合っているのと同じ状態になることです。そのための道は、何度もウイルスにさらされて訓練をすることで、私たち自身の免疫力を強化することにしかありません。そのとき、新型コロナは私たちにとって、普通の風邪のコロナと同じになる。

 ●日本で起こってきたこと
我々が子供の頃からかかってきた風邪の病原体であるコロナウイルスの中で、感染力と毒性の強いものが生まれたのが新型コロナ。一昨年から昨年2月にかけて弱毒株が日本に入り、知らないうちに私たちは罹っていた。それが無症状の第一波だった。3月末に持ち込まれたのが強毒株だったが、2月までに多くの日本人が弱毒株で免疫を獲得していたので、強毒が入ってもニューヨークのようにはならなかった。そして春の到来とともに収まった。

しかし、PCRが少ないとせっつかれた。検査能力が増えたが、ほとんどが民間。測定の条件によって感染力のないウイルスのかけらまで拾う。これで陽性が夏に増えた。

マスクによる熱中症で亡くなった人が多かった。このときは、コロナよりも、コロナ対策で亡くなられた方のほうが多い。特にお盆の頃。そのころから若い女性を中心に自殺が増えた。シングルマザーなど。こうした要因での死者はこれからますます増える。

年末に陽性が増えた背景は2つ。一つは、ウイルスは冬の低温低湿で安定して元気になる。もう一つは、冬になると免疫力が低下する。

いま増えているのは圧倒的にPCR擬陽性だが、真の感染は、風邪やインフルがそうであるように、毎年、2月に向けて増える。しかし、春になると消えていく。

 

●免疫力の強化にしか収束への道はない

日本の犠牲者が欧米に比べて人口当たりで数十分の一である理由は、集団免疫ができて、ワクチンを打ったのと同様の状態にあるから。ただ、この免疫の半減期は36日。一年経つとなくなるので、また罹る。しかし、免疫記憶で抗体が出て撃退する。

こうした風邪のメカニズムも今回わかった。私たちは毎年、風邪に対して年次訓練をしている。今回は、東アジア土着のコロナウイルスによる自然免疫と、欧米には流入しなかった弱毒株の事前流入による獲得免疫の二つで集団免疫ができ、そのあとは、免疫が消えても私たちは既感染者なので、免疫記憶が残っている。

冬になれば、新型コロナがあってもなくても、風邪には気をつけるのが当然。特に免疫力の落ちているお年寄りは気を付けるべきなのは当たり前。来年ぐらいには普通の風邪と同じになって、我々と共存するようになる。

●基本知識の欠如が招いた「感染拡大」
ステイホームでは、かえって免疫力が低下する。常にウイルスと適度に接触することで、免疫の軍事訓練になる。楽器の演奏も毎日練習してこそ、腕が維持できるのと同じ。

歩くだけでも身体の生きる能力が向上して、免疫力も強まる。家に帰ってきたら、うがいと手洗いと鼻の洗浄。新型コロナはトイレや下水に出るので、これらに加えて、トイレのこまめな清掃が大事。それ以上の対策は過剰です。

特にトイレの内側のドアノブ。ACE2という受容体は腸にいちばん多い。下水から感染するというレポートは早期に出ていた。このように、予防対策そのものに最初からボタンの掛け違いがあった。これだけ色々な対策をやっているのに収まらないのは、ボタンの掛け違い。ロックダウンを繰り返しても感染が増えるのは、正しい対処をしていないから。

スウェーデンはウイルスと共存という対策。初期には多数の方が亡くなったが、他国のような混乱は今、起こっていない。PCRを適正に使いながら、ウイルスと共存している。

●PCR検査の間違い
もともとPCR検査とは、条件の安定した実験室で高感度で遺伝子を検出できる方法。これを、突然変異の多いウイルスの臨床診断には使ってはいけないと発明者が言っているもの。ちょっとしたことでいろんなことが起こるのがPCR。このことをほとんどの方がご存知ない。それが擬陽性を激増させて行政を混乱させた。

Ct値を30~35以下に抑えないと、感染力とは無関係な遺伝子のかけらのようなものでも陽性になってしまう。WHOもそう言っている。なのに、国立感染研は45と言っている。これで自分の首を絞めることになった。英仏と同じ水準にしたらそうなってしまった。

ニュージーランドは死者数人だが、30以下。あの台湾もスウェーデンも35。正しい使い方や知識があったかどうかで、負け組か勝ち組かが決まる。

●ゼロコロナは妄想…感染症の基礎知識
超過死亡数は、いちばんマイナス幅が大きいのが日本。新型コロナのおかげで死者が減っている。毎年、インフルで5,000人から1万人の死亡者だが、今冬は600分の1。日本の実際の新型コロナの感染者は何百万人だろう。これを分母にすれば致死率はインフル並み。

今まではコロナよりインフルのほうが感染力も毒性も強かった。去年変わったのは、感染力がコロナも強くなったこと。細胞にあとからのこのこ入ってきたウイルスは自然免疫力で弾き飛ばされる。感染力の強いコロナが先に入り、インフルにはチャンスがなかった。

こうした「ウイルス干渉」や集団免疫は、大昔から我々がそうしてウイルスとの平和共存関係を築いてきたもの。

最初は強毒なのも、感染力の強い弱毒がドミナントになって集団に中に広がる。あと1~2年で、新型コロナが毎年の恒例の風邪と同じになるのが着地点。

ゼロコロナ?ウイルスゼロなんてありえません。我々の遺伝子の3~5割がウイルスが入って進化してホモサピエンスになったもの。ゼロコロナは妄想。我々は彼らと動的平衡で付き合っていくしかない。

…以上、新型コロナが収束しても、感染がなくなるわけではないことがお分かりいただけると思います。間違った知識で間違った目標を立て、間違った手段で間違って現状を認識している、これが、新型コロナの現状です。

●その2 『決定版、井上正康先生に訊く!わかってきた新型コロナの真実 その2 間違いだらけのコロナ対策』ゲスト:大阪市立大学名誉教授 井上正康氏

私たちが始めたモードチェンジプロジェクトが間に合わず、新型コロナに対する正しい知識が共有されないまま、緊急事態宣言は再延長に…。このシリーズの第二弾は井上先生との「決定版シリーズ」の第二回ということで、正しいと信じられているコロナ対策がいかに間違いだらけであるかをアピールいたしました。

パニックの根源はPCR。その用い方が科学的ではありません。WHOが警告しているのに、日本のテレビメディアは未だにPCR真理教…テレビをみるたびに、もういい加減にしてくれ…と、辟易します。

海外で日本とは桁違いに犠牲者が多いのは、私たちのような免疫訓練を受けていないから。これは感染力が強いタイプの風邪なので、日本の場合、普通の風邪やインフルエンザと同じ対応をしていれば医療崩壊も緊急事態もなかった。

今年は日本の三大疾患の死者数が統計上、減るだろう。なぜなら、それらが原因の死者数もPCRが陽性であればコロナ死者数とカウントされているから。こうした計上方法もおかしいと、世界的な見直しに入っています。

年次訓練で練磨された日本人は、海外の変異株の流入を怖がる必要無し。

今回のようなRNAウイルスの場合、ワクチンの開発はしてはいけません。これは17年前のSarsのときの教訓。なのに、パニックでみんな忘れていました。当時、RNAウイルスへのワクチンはADE(抗体依存性感染増強)でサイトカインストームを起こすことから、禁止されたもの。

でも、いったん集団免疫が達成され、免疫記憶が残っている日本人は、ワクチンをすでに接種したのと同じですから、ワクチンを打たなくても恐れる必要無し。

●コロナパニックの根源、PCRの誤用…
新興の感染症との恐怖でPCR、PCR…過剰に対応するのはやむを得ない面はあるが、PCRをどう使ったら科学的な武器になるかを忘れて増幅回数を猛烈に上げて真面目にやり過ぎて、遺伝子のかけらに反応したケースまで陽性者となり、世界が混乱する基盤に。

WHOも世界中から指摘されて、サイクル数を35以上にするなという通達を出している。

もともとPCRとは、おたっきーな研究者が研究室で成果を上げてきたもので、使っていい感染症はサーズなど、一部しかない。今回は使ってはいけない対象に使ってしまった。

まずはここを科学的に理解して使い方を改善すべき。

●欧米が日本とは桁違いに死者数が多い理由…
海外では、私たちが毎年罹ってきたコロナ風邪のような年次訓練ができないまま新型コロナに罹っているから犠牲者も多くなっている。かつてのスペイン風邪と同じ経済的背景で増えている国もある。

●日本の医療崩壊…?
日本のベッド数は世界一多い。ただ中身をみると、開業医の風邪を見るベッド数が多い。普通の病院で治してもらえた。今回は感染力が強くなった風邪であり、いつもと同じ形で対応すればよかった。それが、イタリアなどの映像を見せられて…。NYの修羅場は一切、東京に来ていない。遺伝子のゲノムからみると、感染力の強くなった風邪への対処をすれば、more than enoughで対処できる。

今回はインフルエンザが激減。開業医の患者が少なく、ある意味での「医療崩壊」が起こっていた。それがエボラ、ペストと同じ対応となると、医療として真面目に対応するためには過剰反応になってしまう。ICUがにぎやかになる季節にコロナ患者が押し寄せて…。インフル並みの5類に下げれば、日本の優秀な医療システムで十分に対応可能。毎年インフルに対応できている日本が、コロナに科学的に対応すれば医療崩壊はあり得ない。2類から5類が最も緊急の課題。

飲食店の時短をしてもなんの効果もない。民間の病院でも、何か月か閉めて、その分、職員の給与を補償して対応すれば問題は解消したはず。政府のお金を出す所が間違っている。医療スタッフにどうお金を出せばコロナ対応へと喜んで対応できるようになる。

飲食業がスケープゴートになっている。今、家庭内の次に感染の多い上位1位と2位が医療施設と高齢者施設。そこからぐっと下がって3位が教育、4位が飲食、5位が職場。3~5位は五十歩百歩。

専門家会議のメンバーが、今ではどういうルートで感染しているかわからない、飲食業だと思うと言っているような状態で、飲食というのは科学的根拠がない。科学に基づく行政ができていないところに日本の混乱がある。

●コロナ死亡者の過剰計上…
WHOにクレームが来た。世界スタンダードが2類扱いで、「2週間の座敷牢」。それだけでなく、死因を問わず陽性ならコロナで死んだとの届け出が必要。それだけ厳しい運用が必要な病気とされてしまっている。日本だけでみると、コロナだけで死んだと受け入れられるのは去年の6月まで。2類という法律上の扱いで、他の死因のケースもコロナ氏となっている。きちっと真面目に報告している。

しかし、トータルな超過死亡数は減っている。日本人は毎年130万人以上が死んでいて、死因のトップが、がん、1/3ががんで亡くなっており、2位が心臓疾患、3位が脳循環障害。

今年の死因は、これら3つが大きく減るのではないか?疾病構造が統計上変わり、1位がコロナになる?それは2類という法的扱いによるもの。WHOも、これは酷いということで、リセットする動きが世界的にも出ている。

●海外の変異株だからといってコワがる必要なし…
そもそもRNAウイルスは突然変異を起こしやすい。一年間で世界で新型コロナは6,000種類以上の変異株。その一つが英国で9月に発生した「B11」、これがどう変異したものか、正体は分かっている。あと南アメリカとアフリカで3つが言われている。世界では二週間に一個、新しい変異株が世界に生まれている。これは日本でも同じ。知らずに弱毒株に罹り、それで我々日本人には相当な免疫力ができているので、海外から入っても大丈夫。

危ないのは、時々、突然変異で病原性が劇的に変わること。サーズ(Sars)やマーズ(Mers)がそうだった。その時は強毒だったが、ウイルスは同じでも、免疫とのバランスで強毒ではなくなった。免疫力が強まることで毒性が決まる。絶対的な毒性はない。

今回の変異株は、毒性は変わっていないが、スパイクの変異で感染力が1.7倍になったもの。新型コロナの感染力は従来の風邪のコロナウイルスの6倍なので、これと1.7倍で、例年の風邪より10倍となる。去年は6倍強い風邪だったのが、今年は10倍感染力の強い風邪ということになる。

これで罹るチャンスは増えるが、私たちの免疫力が上がっているので、もちろん、罹らないに越したことはないが、恐れずに。大事なのは、免疫のバランスを強化するような食事や生活スタイルをすること。鎖国をしてもしなくても同じ。

Sarsの場合、死者8,000人だったが、感染力と同時に病原性も強かった。この場合、パーと罹って、隣に行くまでに死ぬ。だから、それまでにクラスター対策で制圧できる。今回は弱毒だから面倒。だが、罹っても大したことがない場合が多い。日本で重要なのは、超過死亡数の圧倒的低下である。

●ワクチンは大丈夫…?
今の日本人は免疫による耐性をかなり持っていて、ワクチンを打ったのと同じ状態なので、あわてて打つ必要はない。遺伝子を体内に入れるという、人類が初めて使うタイプのワクチンなので、何が起こるかわからない。安全性をきちんとチェックしないと…。

それでも桁違いの犠牲者が発生している海外では、リスクとベネフィットとのバランスでの判断となるが、日本では安全性をチェックしていないものを打つ必要はなく、状況をみて、本当に必要なときに、本当に必要な人に打つべし。

恐ろしいのはADE(抗体依存性感染増強)。これは17年前に学習したこと。Sarsでワクチン開発がラッシュアワーのように起こったが、安全性のテストを始めたところ、健康な人で副反応が多数起こり、ワクチン開発は禁止された。RNAという変異の激しいものは抗体や免疫ができると、変異した株によっては、一気にサイトカインストームが起こる。このことがSarsでわかり、ワクチン開発が禁止された。

これはRNAウイルスに共通のこと。だから、MersもC型肝炎もエイズもエボラも全部、ワクチンがない。何もしなければただの風邪で2、3日で治ったものが、ADEで死んでしまう。今回はパンデミックのパニックで、17年前の免疫学の基本を忘れている。

今回のワクチンは遺伝子を注入するもので、これは初めてのことなので、どんな副反応が起こるか、何も起こらないかは、やってみなければわからない。家畜には遺伝子ワクチンは使われている。かつて同時多発テロの際に炭疽菌テロ騒動があり、ワクチンが必要ということで、米国防総省の軍事研究で遺伝子ワクチンが開発されたもの。これは1か月で作れる。遺伝子構造を少し変えるだけ。本当にSarsやMersのような強毒株が出てきたら、これで助かる可能性があるが、出てきたらでよい。1か月で開発できる。

すでに日本は多量の遺伝子ワクチンを買ったから使わないと損だということではなく、まずは備蓄しておく。強毒株が出てきたら対応できる。賞味期限が切れたら廃棄する。

海外から要求されてパスポートにスタンプを押してもらえないときなど、希望者に限定して使うべき。

ゆっくり対応している間に見ていればよい。万一、遺伝子が我々の体細胞や生殖細胞に入ったとき…子孫にも影響が行かないとは限らない。恐る恐る対応すべきもの。ワクチン政策の全面否定ではない。できれば海外の情報をみる。一番のネックがADE。だから、ワクチンを強制すると、亡くなった方に対して大きなリスクが発生。どうしても使う人だけが使う。打たない人は村八分だとか、職場で務められなくなるとかではなく、どんなリスクがあるから打たないのだということを国民みんなが理解すれば、大人の対応ができるはず。


●その3 『決定版、井上正康先生に訊く!わかってきた新型コロナの真実 その3 そもそもどんな病なのかを解き明かす』ゲスト:大阪市立大学名誉教授 井上正康氏

新型コロナ対策の答は免疫力の強化。そのための対策は巣ごもりではなく、むしろ外出することであるはず…。新型コロナの感染がなぜ起こるかの知識がないからか、コロナ対策は180度間違えてしまっている…。実は、三密回避とか接触減とかは、ほとんど関係ありません。以下、井上正康先生との「決定版」対談シリーズ第三弾では、そもそも新型コロナとは何なのかを解説しています。

今回の事態において、感染症の基礎知識を全国民が共有することが、いかに命と健康を守ることになるかをお分かりいただけるものと思います

●国民は直感的に理解している…
緊急事態宣言といっても、街中に出ている人の数はとても多い。指定分類は2類だが、それは、エボラやペストといった、通常なら、そこらじゅうに死体が転がっている状態のこと。ハチ公前で人がぞろぞろ歩いているなら、2類などありえない。国民が直感的に、新型コロナはそこまでいかないものだと理解している。やはり、ウイルス感染症とは何かの基本に立ち返って理解する必要がある。

●人類社会が付き合ってきたコロナウイルスとは
新型コロナと言われるように、もともと旧型コロナがあり、私たちが子供のときから罹ってきた風邪の原因のうち土着コロナが2~3割。数万年前から東アジア出て、人類と共存してきたもの。それが武漢で、ぐれたものが出てきた。

コロナウイルスがリスクとして出てきたのが1889年頃だった。昔から土着のウイルスとして4種類があり、そのうち1つが大流行し、約100万人が亡くなった。これは、当時の人口でいえばものすごい数。その後、1918年からスペイン風邪で、15億人の世界の人口のうち 5億人が罹って1億人が死んだ。当時、日本人は5,000万人の人口で40万人が死亡した。これらは人口比でみると莫大な犠牲だった。

こうしたウイルスの歴史からみれば、今回は蚊がさした程度。

1889年にアウトブレークしたコロナウイルスは4種類に分かれ、それが東アジアで風邪の原因になっていた。それが旧型コロナの本質。今回の新型は、スパイクの突然変異でスパイク数が10倍になり、感染力が6倍になった風邪である。

●新型コロナの本質は肺炎というより血栓症
感染の受容体として血管の壁にACE2があり、それが感染の入り口であることが、今回、初めて分かった。インフルエンザは肺の内側から入るが、コロナは血管の壁をはじけさせ、血液を固めさせる。これは防御反応によるもので、その武器となるのが血栓。新型コロナは肺炎だという認識だったのが、大きなボタンの掛け違いになった。

その本質は血栓症である。ACE2が人体で最も多い場所が腸。小腸、大腸と続くが、大腸のACE2は3位の胆嚢の20倍ある。これは脳にもある。そこにコロナが飛びつくと、血栓を介して色々なことが起こる。腸の血流は肝臓、門脈を通して肺に行く。肺ではインフルエンザと同じ画像がみられる。PCR検査をすると、これはコロナだ、となっているもの。

長年にわたり、風邪のメカニズムも特効薬もわかっていなかったが、今回、ACE2というものが分かったことで、風邪について色々なことが分かった。

脳にも受容体があるので、コロナの副作用でしんどくなる。疲労感は脳の血栓のつまりで起こる副作用。疲労とはそういうもので、前頭葉の疲労中枢の血流がおかしくなると疲労感を出す。新型コロナで疲れが取れないのはこれ。あたかも新型コロナ特有の副作用のように言われるが、昔から風邪をこじらせたら同じ症状が出ていた。感染力が6倍になったので、6倍、こうした症状をみることが多くになったもの。

●治療薬は…
血栓をつくることで症状が生じるが、これはたんぱく分解酵素で起こるものであり、これに対する阻害剤で血栓をコントロールする治療法が考えられる。このように、一気に色々なことが分かってきた。ACE2という血管の受容体に狙いをつけた治療薬が考えられる。それでパラダイムシフトが起こる。

アビガンは発症時には抑えられるが、新型コロナは発症時には既にかなり増幅している。無症状のときに処方すれば効くが、ウイルスは体の増殖の仕組みで増えるものなので、それ仕組みを抑えることで、奇形児が生まれたりする。子供を創る世代はやめるべき。いまの治療薬は症状を抑えるものであって、症状が出た時にはウイルスの分裂は終わっているので、アビガンだと副作用だけが残る。そうした意味での治療薬は簡単ではなく、やはり免疫力を強めるしかない。

●三密回避などソーシャルディスタンス戦略は無意味、感染源が全く違う
忘れられているのは、なぜ、三密回避や8割接触減といった政策がなぜ効かなかったのかということ。ペストやSarsなら効くが、その成功体験でクラスター対策などをやって、全部失敗した。

感染には時差があるということが大事。トイレのノブにウイルスを付けると、のちに触った人に感染する。付着したウイルスは冬だと2週間ぐらい、長持ちする。そういうことによって、RNAウイルスで冬は風邪が流行る。一週間前は三密だった部屋が、本日は誰もおらず、しめしめ…でも、まだ生きたウイルスは残っている。これは触るとうつる。机の上やスマホのガラス面など。

実は、N95というサージカルマスクが感染力を長く維持する。ウイルスは、その表面が好きだ。マスクの使いまわしは危ない。

そうは言っても、新型コロナは風邪。風邪でお腹の調子が悪くなることが多い。夏にお腹を冷やして寝ると、免疫力が下がったところにコロナが行って夏風邪に。

予防は、手洗いとうがいの2つに加え、鼻の洗浄が有効。これはインフルやノロウイルス対策にもなる。口や鼻から入る病原体を、うがいよりも除去する。

新型コロナウイルスは便の中に相当出ている。PCR検査を下水道でやると、二週間早く、上流のクラスター解析ができる。武漢の高層マンションで下のトイレから土管で水が十分上がらず、ガスが上がって、上の階の人に同じタイプのウイルスが感染した。

いちばんの感染源はトイレ。清掃と消毒が大事。それと、鼻の洗浄とうがいと手洗いの4つをすれば、他の対策は過剰。

なかなか成果を上げなかったのは、そのためだった。社会的距離戦略はほとんどコロナには効かない。モノの表面の湿度と温度で感染が決まる。物理的なルートが主流。

このように、時差があることがとても大事。また、体を動かして免疫を強めることが、こうした予防とともに大事。ロックダウンをひどくやったところほど、リスクが広がっている。医学は経験から学ぶしかない。試行錯誤で経験値を活かすべきもの。飲食店がターゲットになっているのは、誠にお気の毒。公共のトイレ等をこまめにクリーンアップするだけで、家庭にもって帰るコロナは少なくなる。

●実物ウイルスよりもメディアウイルスのほうが凶暴性を発揮した
感染症なので、社会活動の激しい人が外から家庭内にウイルスを持ち帰るのは事実だが、それをやめろということになると、ご飯を食べられなくなる。社会活動を続けた上でやるのが、感染症対策。既往歴のある高齢者がいる家では、先の4つの予防対策こそが大事。

無症状の人からうつらないことはないが、その確率は、陽性者の0.7%以下であるとの論文がある。陽性者なら座敷牢に入れるというのは、とんでもないこと。逆の発想が必要。

家庭内では昔から起こっていた感染だが、ペイ・アテンションで、今回、風邪のコロナをPCRで測るのは人類史初めてのこと。みんなが騒いでいるから注目がそこに集中する。

一年間、PCRで追い続けているが、それは毎年かかっているウイルス感染を今年だけ「見える化」しているだけのことで、一昨年と実態は変わっていない。インフルも毎年一万人が死ぬ。これがPCR検査で今回と同じように見えていたら、もっと蜂の巣をつつく状態になっていたはず。

日本は年間137万人が死ぬ国です。毎日、何千人も死んでいる。その現象をコロナで切り取ると、どんなストーリーも作れる。色々な数字を比べてみて俯瞰すれば、コロナというものがわかる。それが科学的であり、国や専門家がやるべきこと。今回は、ひとえに映像。イタリアやNYの修羅場…明日はNY…となった。

脳の恐怖中枢が反応する。人間は恐怖感に敏感な動物だから、適者生存でサバイブしてきた。平時のときにメディアで視覚的に刺激されると、ライオンや蛇がいないのに過剰反応となる。実物のウイルス以上に凶暴性を持ったのが、メディアが作ったウイルス。

●何が問われているのか
根源的に問われているのは、日本人の死生観。死なない限り、かすり傷だと思えば、大抵のことは大したことではなくなる。蚊がさしたのと同じで大したことないという見方ができるかどうかが、成熟した文化の力。

これは、感染症対策の基本に戻らないと終わらない騒動である。下手な藪医者より、一般の素人の方の方がコロナの本質を直感的に捕まえている。

日本の専門家集団は蛸壺集団。自分の蛸壺の外に出ると、隣の蛸壺を知らない。狭い蛸壺はものすごく知っているが。10年で知識が30倍になる時代。個人の情報の整理限界を超えていて、ここ掘れワンワンでないと飯が食べられない。

選別眼をもって物事を俯瞰できる国民を育てることが、日本政府の使命として問われている。日本人の死生観、知の力が問われている。

…少なくとも、メディアの煽り報道はやめにして、わかっている真の専門家をもっと前に出してほしいものです。日本国民は決して馬鹿ではありません。緊急事態宣言で国民を家に閉じ込めることが感染の抑止だなどと、科学に基づかない知識や政策を押し付け続けて不安を煽るメディアも政府も専門家たちも、自分たちが愚民政策をやっていることに早く気付くべきではないでしょうか。まっとうな日本の知性はどこに行ってしまったのか。

3回にわたる井上先生との「決定版」対談シリーズを通じて、ますますその思いを強めております。

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プロフィール

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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