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松田学の新著より【その1】~未来社会の番人「サイバーセキュリティ」海外の状況と日本の課題~

松田学が新著「サイバーセキュリティと仮想通貨が日本を救う」(創藝社)を上梓しました。おかげさまで、Amazonコンピューターサイエンス、暗号通貨ランキングで1位をつけております。何回かに分けて、本書の内容を簡単にご紹介しながら、このタイトルの意味するところを解説したいと思います。
まず、下図が本書の目次です。「はじめに」では、財務官僚だった私が衆議院議員を経て、東大でサイバーセキュリティの研究に携わるようになり、そこから今度は仮想通貨(暗号通貨)の世界に入っていき、いつの間にか、未来社会を展望する絶好のポジションに立つことになった経緯などが記されています。
2018_0808_01 そして第1章では、このブログでも、次の2回にわたる記事で論じた「第四の波」を中心に、「未来社会の番人」と位置づけるべきサイバーセキュリティが、これから人類社会がさらなる科学技術の進歩で幸福な未来を手中にする上で不可欠の前提として、ますます価値を高めていくことになることを述べています。
・人類に訪れる「第四の波」その1~来たる技術的特異点に私たちはどう向き合うのか~松田学の論考↓
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12391528974.html
・人類に訪れる「第四の波」その2~中間機能ゼロ社会の衝撃[未来社会の断面図]~松田学の論考
https://ameblo.jp/matsuda-manabu/entry-12393570833.html
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第2章では、実際に松田学が衆議院議員として視察で訪れたスウェーデン、デンマーク、エストニアといった高度情報化社会の姿について述べています。そこでは、マイナンバー制度が導入されて間もない日本では考えられない利便性や効率性、さまざまなイノベーションの可能性が実現しています。
しかし、その前提となるのもサイバーセキュリティ。ましてや、AI(人工知能)、IoT、ビッグデータ、スマートグリッド、自動運転、フィンテック、ブロックチェーンといった情報技術が急速に日常化するに至り、これらが人類社会で加速度的に進展していく現在、電脳空間の信頼性、安全性の確保は喫緊の課題です。
世界で最初に本格的なサイバー攻撃を受けたエストニアは、その経験をどのように活かそうとしているのか、サイバーセキュリティの世界大会であるブラックハットや、世界中のハッカーたちが万人規模で集まるデフコンを訪問したときの様子なども併せて、この第2章では、海外の事情を紹介し、そこから筆者なりの見方に基づいて大事な論点を抽出しています。 
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第3章は、サイバーセキュリティをめぐる日本の現状と課題です。日本がすでに日々、受けているサイバー攻撃による経済的、社会的損失は莫大なものです。いまや、国家安全保障の領域は電脳空間へと大きくシフトしています。
 2018_0808_09 本章では、日本として取り組むべき政府や各企業の実態を踏まえながら、法制面も含め、真の課題の所在を明らかにしようとしています。
技術面の課題としては、サイバーセキュリティの相当部分を占めるのが情報セキュリティであり、特に注力すべきなのが、(1)改竄、(2)盗取、(3)成りすましといった情報への攻撃への対策としての「エンド・トゥ・エンドプロテクション」(情報の暗号化から復号化までの防御)であることなども浮き彫りになっています。
また、技術面の対策にはキリがなく、結局は、人的、社会的な要因に着目し、トータルな視点からサイバーセキュリティを捉えなければ、その完成度は高まらないことについて、全体的な鳥観図も示しています。
2018_0808_10 2018_0808_11 本章の第4章以降については、次回以降、ご紹介いたします。
松田学のビデオレター、第91回は「サイバーセキュリティーを巡る危機管理」
チャンネル桜7月24日放映。
こちら↓をご覧ください。

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プロフィール

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。