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松田まなぶの年頭所感~変化に向けて未来を展望する年に。~ 

あけましておめでとうございます。松田まなぶです。

年頭に当たり、以下、所感を申し上げます。

 変化に向けて未来を展望する年に。

 

 今年は西暦2018年ですが、ここで過去の「8」の年を10年ごとに振り返ってみますと…、

 10年前の08年は前年07年からのサブプライム危機がリーマン・ショックにつながった年、その後の長きにわたり世界経済は停滞が続きました。

 さらに10年前の98年は、前年97年11月の大手金融機関の破綻を契機に、日本の本格デフレが始まった年でした。

 さらに10年前の88年は、前年87年10月のブラックマンデーを経て、多くの日本人がバブルの好景気を実感し始めた年でした。

いずれも前年の「7」の年の出来事を契機に起こった現象が、その後、継続的に広がり始める年が「8」の年でした。

 では、今年18年はどんな年になるのか。

昨年17年は「北」が「今年の漢字」となった年、18年はいよいよ米国による対北朝鮮軍事行動の年なのか、朝鮮半島の新秩序への模索が始まる年なのか。

中国では、10月の共産党大会で毛沢東以来の権威を獲得した習近平が、「一帯一路」構想の動きを本格化させたのが昨年でした。日本はこれを軍事戦略だとして距離を置いてきましたが、いよいよ無視できなくなりそうです。今年は、中国が主宰する国際秩序の形成が本格化する年になるのか。日本はこれにどう向き合うのか。

トランプが「一国主義」外交を具体化し始めたのも昨年でした。今年は、米国に代わって日本が、国際社会に民主主義や自由市場経済、法の支配などの「普遍的価値」を唱道する国への地歩を固める年になるのかどうか。

他方で、昨年は世界経済が好調さを示し始めた年でした。日経平均3~4万円説を唱えるアナリストも現われ、史上最大のトランプ減税も決定。ただ、今回の上昇局面は、むしろ、新しい技術革新への世界的なうねりを反映した本格的な上昇だとも言われます。

そういえば昨年は、IoT、ビッグデータ、スマートグリッド、フィンテック、ブロックチェーン、そしてAI(人口頭脳)といった言葉が人口に膾炙するようになった年でもありました。囲碁や将棋で名人がAIに敗れる事態も話題になりましたが、AI革命による大量失業への懸念も意識され始めました。

ますます進歩のスピードを速める科学技術がもたらす急激な変化に、経済社会や私たちの意識がついていけるのか。今年はそれが問われる時代が始まる年かもしれません。人口減少、人手不足、超高齢化といった課題に直面する日本だからこそ、これら最先端技術をも活用した日本発の課題解決モデルを構築できるのかどうか。

さて、昨年は、総選挙の年でもありました。これからの時代の変化に対応できる有為さが、政治には問われてきます。一部に、「希望」が「失望」になった?との声もありますが、有権者を魅了できるだけのテーマや軸を、日本の政党は選択肢として打ち立てられるのか。

今年は、未来への「展望」の年にしたいものです。

 

 本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

  皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

 

2018年元旦

元衆議院議員 東京大学大学院客員教授

松田 学

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。