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松田まなぶは講演活動でもニューマネー投入の新しい仕組みなどの政策提案を行っております。

~横浜FP.comと新公共サービス研究会~

 私はもともと議員になる前から松田政策研究所の代表として政策論の発信や啓発などの活動をしておりました。最近では、昨年上梓した「国力倍増論」(創芸社刊)に基づき、アベノミクスなど主として経済テーマが中心ですが、ご要望に応じて幅広いテーマでやっております。

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「横浜市内の会場で、横浜FP.com主催の講演会」

 5月16日(土)には、「横浜FP.com」主催で、「アベノミクスの検証と今後の予測」と題する講演をいたしました。この会は、さすがはファイナンシャルプランナーの方々、金融や財政などを1時間半の間に凝縮してお話しましたが、皆さんから、分かりやすかったとのご反応をいただき、ホッとしました。いつもそうですが、講演は受講者の皆さまの日頃のご関心に合わせて行わないと、同じ内容でも、難しかった、と言われたり、反応は様々になります。ちょうど2年前、議員在職中に一度、この横浜FP.comでアベノミクスについて講演しましたが、今回は、その後2年間、私が国会で行った数々の政策論の成果などを盛り込み、アベノミクスに足りないものは何なのかについて、皆さまにからご共鳴をいただきました。

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「ファイナンシャルプランナーの方々は熱心に耳を傾けていました」

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「講演後、横浜FP.comの方々と懇親会」

 5月20日には都内で、私が長年お世話になっている京都の上村多恵子さんを中心とする「新公共サービス研究会」で、「アベノミクスと国力倍増論~国家経営システムの構築で日本再建~」と題した講演を行いました。上村さんとは、18年ほど前、まだ大蔵省の官僚だった当時の私が京都で講演した際に、国の財政にバランスシートを導入すべきだとの考えで一致したことを契機に親しくなりましたが、この勉強会は上村さんとともに、もう8年ぐらい前に、国土交通省や金融関係者をメンバーとして設立したものです。
 国会活動の成果といえば、次世代の党が国会で提唱し続けてきた公会計改革、つまり、国の予算を複式会計やバランスシートに基づいて予算編成の段階において行うべしとの政策設計も、振り返ってみれば、私の場合、上村さんとの出会いが発端だったかもしれません。昨年の総選挙の際には、次世代の党のマニフェストに「日銀基金」構想を盛り込ませていただきましたが、それも、こうした講演で、ニューマネー投入の新しい仕組みの提案という形で取り上げております。

 (ご参考までにパワーポイントを掲載いたします。)
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 アベノミクスは方向としては正しいですが、それは「べき論」であって、「である」論としての成果を挙げ、「持続可能性」を担保していくためには、さまざまな工夫や政策設計を加えていかなければなりません。また、安倍政権が「保守」の立場に立脚している政権であるならば、そもそも保守主義が考える経済政策とは何なのかという視点をもっと明確にしていかなければ、いずれ迫られることになる国民選択が意味あるものになりません。
さまざまな場で議論を進めていきたいと思っております。
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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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