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沖縄PT視察報告、日台漁業協定問題を調査、石垣島と西表島へ。

 すでに速報を掲載させていただいた日本維新の会の沖縄PTによる石垣島、西表島の視察につきまして、今回、その内容をご報告いたします。私が座長を務める本PTは、これまでは沖縄本島だけでしたが、今回の第4回目の視察で初めて、離島を訪れました。
 今回の主目的は、日台漁業協定について地元の漁業関係者の方々と直接対話することでした。日本の排他的経済水域でマグロはえ縄漁業を営む漁民の方々が、台湾からの大量の漁船に悩まされています。昨年、突然、日台間で締結された協定で、沖縄の漁船が広い水域から締め出され、今年1月に、狭いエリアで沖縄の漁船を操業しやすくするルールが決められましたが、これでは話にならないと、地元関係者は政府に対して憤っています。
 尖閣問題を中国との間で抱える日本としては、台湾の漁業に大きく譲歩することで何らかの外交的な計算をしたものと推察されていますが、この沖縄という地域は日本の安全保障の問題が集約された場所です。できるだけ全国レベルで、この日本の最前線の地で何が起こっているかについて認識を共有すべきと考え、今回は少し長くなりますが、地元の方々の声を中心にご報告させていただきます(いずれも抜粋)。なお、この日台中のせめぎ合いとなっている漁業問題についての地元のナマの声は、文中、ⅢとⅥの項目で紹介しています。以下、訪問順に記載いたします。
 
Ⅰ.[石垣島の沖縄総合事務局]  沖縄振興策について概況ヒヤリング
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「石垣港湾事務所にてヒヤリング」

(先方説明) 石垣港について概要についてですが、まず、石垣島の特産は、有名ブランドとなっている「石垣牛」であり、子牛が松坂などへ出荷され、松坂牛などになっています。
 石垣港の特別なものとして、クリアランス船の船入があります。これは、中台の国際関係の都合上、中国からは第三国経由で台湾へ入る必要があり、台湾にいちばん近い石垣を経由しているものです。形式的な入港ですが、特別トン税が石垣に入ることになります。現在は、規制緩和から直行便が入るようになり、クリアランス船が激減しています。
 近年は、大型船クルーズの寄港が相次ぎ、2013年は、65回で乗降客は87,000人で、うちクルーズ船によるものが3割程度を占めています。主として台湾からのカジュアル船による寄港地として選ばれています。


 石垣港を利用する官公庁船用に十分な岸壁が確保されていません。石垣港は、警察、税関等の官公庁船が多く利用しています。近年の尖閣諸島をめぐる情勢等に対応するため巡視船の停泊需要が高まっています。また、水産庁の漁業取締船の需要も高まっていますが、停泊するための岸壁が足りていない状況にあります。
 クルーズ船の旅客による経済効果として、旅客一人あたり1万円から1万5千円の購買があり、タクシー、バスなどのチャーターし、石垣市内の薬局で、薬やおむつなどを購入しているようです。また、石垣のものに関しては、公設市場がありそちらでもお買い求めいただいているようです。
(注)
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「視察国会議員一行。海保の停泊、出航状況が丸見えの近くのマンションの何室かを中国人が購入したという噂あり。」

写真は、石垣港浜崎町地区の突端に位置する海上保安庁が利用している岸壁付近で撮影したものです。東シナ海の情勢が緊迫しているため、海上保安庁の停泊する船も増えており、岸壁が足りない状況が確認されました。

Ⅱ.[石垣島製糖㈱]  石垣島の基幹産業についての説明と視察
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「石垣島製糖(株)よりサトウキビの状況をヒヤリング」

 石垣島製糖㈱は、三菱商事㈱が100%出資する大日本明治製糖㈱と三菱商事㈱が大株主である糖蜜の製造販売会社です。サトウキビ生産は、石垣島の基幹産業として農家はもとより関連産業への経済波及効果が大きく、地域の活性化、発展に大きく貢献していると社長はじめ会社も自負し、石垣島のサトウキビ生産を推進していきたいとしています。
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「サトウキビ(石垣島製糖)」

 近年、生産者の高齢化や相次ぐ台風の襲来、収穫面積の減少、単位当たり収量の減少などによって生産量が低迷し、原料不足により製糖工場の操業率に悪影響を及ぼしている状況にあります。生産量を増やし、基幹産業とするため、担い手を育成し、経営基盤を強化することが課題です。

Ⅲ.[八重山漁協協同組合]  八重山漁協との日台漁協協定についての意見交換
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「八重山漁協に」

(以下、漁協の方々からのナマの声)
日台の取り決めで、被害を被っているのは漁師です。日本船も操業できるが、圧倒的に台湾船の数が多く、300隻から400隻の台湾船の一方で、地元船は15隻しかおらず、量が違い、圧倒され、当方の被害が多い。今まで2~3年間は自粛していた。まだ腑に落ちない。堂々と自分の漁場で仕事をしたいのが本音です。
平成15年から、西表島よりも広い与那国南の海域で5年間の禁漁海域を作った。そのいきさつは、台湾も生で魚を平成7年くらいから食べるようになっていて需要が多くなっていること。与那国の南に出る台湾船が毎日10隻以上の隻数で操業しているため、今の状況では大変な状況になるので、資源管理をしようとして、そうしたら取り締まりにも来てくれるだろうということで、禁漁区域をつくったわけです。確かに、水産庁も取り締まるが、警告だけで拿捕しないことを台湾船もわかっているため、日本の経済水域にも関わらず、なくならない。そういうことがあったので、保護区を設けて海上保安庁に取り締まってもらおうとしました。来年度更新の時期が来ているが、目撃情報はたくさんある。
●一昨年ですが、ちょうど私が取り締まりにいったとき、魚場まで石垣から4時間かかるところであるが、台湾船が6隻いて、操業していたため、携帯電話がギリギリ届くので、すぐに海上保安庁に連絡をとった。海上保安庁は2時間くらいできた。海上保安部の船は早いのでびっくりして逃げるが、でも水産庁の取締船は遅いことがわかっていて逃げない。
3年前の尖閣衝突以来また台湾船が増えだしている。要するに今回も八重山の北側は、台湾にあげたという感じで海人は見ている。平成16年までは殆ど台湾船になり、やっと、平成15年から北緯27度以南で初めて拿捕して台湾船が少なくなったのに、私たちも禁漁区を増やすなどして対応してきたのに、漁業協定の話が出たから最近また台湾はどこでも操業できるということになり、出没している。
●昨年、水産庁長官が来たとき暫定執法線の南で極力、操業しないでくれといわれた。長官の話だと、日本の水産庁の船が暫定執行線の外で台湾船を拿捕すると、日本の船も拿捕される可能性があるという。
●自分たちは地理的中間線より西に行かないように操業しており、以前は台湾の近くまで行っていたが、今は暫定中間線より西の方へあまり行っていない。日本が台湾船を拿捕すると、台湾が日本船を拿捕するという状況が昔からある。だから、日本は自粛している。
(注)
「暫定執法線」とは、尖閣諸島周辺の海域における日本と台湾の漁業権を示すものとして、台湾(中華民国)側が主張していた境界線のこと。暫定執法線が示す海域は尖閣諸島周辺も台湾側に含んでおり、日本の排他的経済水域に大きく食い込んだ格好になっていた。日本は暫定執法線には合意しておらず、独自に「中間線」と呼ばれる境界線を提示していた。

●(1月に、三角エリアの一部については、という話になり、それで、水産庁の話を聞くと、だいぶ沖縄のみなさんも満足されたと話していたが、)満足なんかしていない。これは距離的に30マイルくらいしかない。水産庁もおかしいと思うのは、マグロも資源管理をしなさいと国際的にやってきている。しかし、台湾は船をいっぱい入れさせてくれと言っている。おかしい。なぜ、そんな状況で台湾と4マイルルールで資源管理していこうと交渉しなかったのか。

(注) 2014.1.25琉球新報
日台漁業取り決め(協定)に基づく政府レベルの第3回日台漁業委員会が24日、台湾・台北市内であり、協定の合意水域内の一部水域における操業ルールを合意した。八重山諸島北側の三角水域と久米島西側の「特別協力水域」の一部水域で、日本漁船の操業が可能になる。2013年4月の協定締結後、県内漁業者は両水域で操業を自粛していた。合意内容のうち、日本側が主張していた船の間隔4カイリ(約7・4キロ)が全水域に適用されなかったことに対し、漁業関係者からは不満の声もあった。八重山諸島北側の三角水域は、東経124度から東側で、日本は5日前までに台湾に通報した上で4カイリ間隔で操業する。日本側が操業している間は台湾側も4カイリ間隔で操業する。この取り決めは14年4~7月の限定で、15年以降の漁期については再協議する。久米島西側の「特別協力水域」は、北緯26度線を境に北側は日本、南側は台湾の漁法で操業する。13年12月の第2回会合で大筋合意した無線機器の設置や漁具の放棄、漁船保険への加入推進なども正式に合意した。日台両者は24日、操業ルールを定める文書に調印した。クロマグロ漁が始まる4月を目前に控え、漁船間隔で対立していた両者は、それぞれの漁法を適用する漁場を設定することで合意を取り付けた。県日台・日中漁業問題対策等漁業者協議会の国吉真孝会長は「日本の漁法が全域で適用されず不満は残るが、漁船の距離を取れているから安全性は確保できる」と一定評価した。

●なぜ台湾は、船の数が増えたのかというと、世界が刺身を食べるようになった。平成15年からまぐろぎ漁が見直されて、漁場もすくないので台湾船同志も連絡取りあって、今までバラバラだった台湾船も石垣島の北の方に集中するようになった。日本以外では拳銃で撃たれたりするが、日本の近海では銃で撃たれることもないとして日本に現れる。日本は変わっていないのだが、中国と台湾が変わったのです。
台湾船は、暫定執行線より南に入っている。なぜ簡単に譲ったのか。中国船は、拿捕できない。12海里23キロより外なら拿捕できない。
(…北緯27度以南は日中漁協協定があるため、中国船が来ても手も足もでない。また中国は、日中中間線を主張して沖縄トラフまで主張している。
●台湾がサンゴ船を昔はやっていた。深海の宝石サンゴを求めていた。日本は本気で拿捕するようになり、サンゴ船が少なくなったが、最近は沖縄と宮古の間に中国船が増えた。中国船200隻とかの数である。海の明かりが飛行機から見えなかったが、天気がよい12月は、いっぱい見えた。
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「実態を語る漁業関係者」

島が一つできたぐらいに、サンゴ船の明かりが見えます。日中の漁協協定でも、北緯27度以南は、漁船の隻数を申請する必要もない。それぞれの国を取り締まることになっていると書かれているようですね。中国も申請する必要はないようですね。外務大臣同士の協定書に書かれているようですね。
(注) 琉球新報2013.5.30
県の高良倉吉副知事と県漁業協同組合連合会(国吉真孝会長)、池間漁業協同組合(長嶺巖組合長)は29日、農林水産省に江藤拓農水副大臣を訪ね、地元に説明がないまま1997年に締結し、2000年に発効された日中漁業協定の見直しを求めた。高良副知事によると、江藤副大臣は「時間をかけてしっかりやっていきたい」と述べ、協定の見直しを前向きに検討する考えを示した。高良副知事らは日中漁業協定がサンゴの乱獲などを招き、底魚類の生育環境を荒廃させていると指摘。6月に開かれる日中漁業共同委員会で中国側に協定見直しの働き掛けを政府に求めた。 日中漁業協定は、北緯27度以南を協定の適用除外としているが、当時の外務大臣所管で同水域では中国漁船に対して日本の漁業関係法令を適用しないとしている。 要請は(1)外務大臣所管を破棄し、中国漁船の操業を規制(2)サンゴ網漁業の取り締まり体制の構築(3)日台漁業取り決めの適用水域の見直し―の3点。高良氏は「サンゴの乱獲は沖縄の周辺海域の資源の枯渇につながる深刻な問題だ。地元漁業者の権益を守るため、政治問題としてしっかりと交渉してほしい」と述べた。
 一方、同様の要請をした杉田和博官房副長官や城内実外務政務官は「地元の懸念は受け止めたい」と述べるにとどめ、見直しについては言及しなかった。

●台湾は、南シナ海などでもはじかれてきている。また、一番気にしているのは、昔拳銃の密輸や麻薬の密輸の温床だったことです。台湾にこれだけ譲歩したら、これからまたどうなるかわからない。そこも心配している。平成17年には、麻薬の密輸があり、捕まえたこともあった。海人も密輸などの疑いをかけられ迷惑することとなる。
●沖縄県ももっと動いてほしい。今のうちに沖縄県の監視船を増やしてほしい。沖縄海域は、日本では2番目に広いはず。しかし、現在1隻しかないのはおかしいと思う。これだけ広い海域なのに1隻では見切れないと思う。
●中国人が魚を食べる量が増えている早めに手を打っておかないとだめになる。
私が本当は一番気にしているのは、日中漁業協定である。日中の拿捕ラインをちゃんと決めてもらわないといけない。
中国船は領海のすぐ外で仕事してよいことになっている。私の船なら40分で行けるところですよ。また、本マグロの産卵場所がこの地区だということはわかってきている。だからこそ、守らなくてはならない。
日本政府は、自国の漁民には、魚を捕れる能力が低くなるような設備に指導し厳しくしているのに外国船に対しては甘い印象がある。中国はどんどん南下しているのだから、早く決めないといけない。昨年日中の話し合いがあったようだが、北緯27度以南の話は全くない。水産庁は、台湾船入れて防波堤にしようとしているのかと疑う。

Ⅳ.[石垣市役所]  石垣市概況説明及び意見交換会
(対応者:中山義隆石垣市長、漢那政弘副市長)

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「石垣市役所に石垣市長を訪問」


写真は中山・石垣市長
(中山市長)
2013年3月に新石垣空港が開港し、年間の観光客数は、94万人になりました。沖縄県の一括交付金で様々な事業展開しているところです。そして、年間の観光客数を105万人にすることを目標にしております。観光業をけん引として、第1次産業第2次産業の方を伸ばしていきたい。また、石垣市は、他の離島が人口を減らす中、離島としては人口が増えています。子供が増えている出生率も2.0を超えています。ですから、頑張っている地域の子育て支援に努めていきたいと思います。
(松田座長)
我々沖縄PTは、まず沖縄の基地問題をどうするべきかを検討しスタートしました。そして、沖縄の抱える問題を頻度高く現場に伺い、生の話を伺ううちに、基地問題は沖縄の経済振興と一体のものとして考えなければならないと認識するに至りました。日本維新の会は、とりわけ地方の自立を重視する政党です。今回の訪問のテーマは、日台の漁業取組の実態把握、また石垣の振興策ですが、沖縄の自立的発展に向けて、沖縄の方々とともに考えていきたいと思っています。これからの通常国会でも、本日のご意見を国政の場に反映させられるよう、できるだけのことをやっていきたいと考えております。
(漢那副市長)
石垣島の概要をお話しいたします。まず、石垣島の位置ですが鹿児島の奄美大島、沖縄本島、宮古島につづき、石垣島があり、台湾がすぐ近くにあります。
尖閣諸島も近くであります。北緯24度20分東経124度9分に位置します。台湾は南でなく、西に在ります。東京からは1,000㎞あり、沖縄本島までは411㎞、台湾の方が近いです。
また、気候は亜熱帯気候であり、温帯とは違い、落葉樹などはほとんどありません。桜前線は、変わっていますが北から南へ降りてまいります。年間平均気温は24度で、夏も最高気温は35度を超えることはなく、東京よりも涼しいです。是非、避暑地にも避寒にも訪れて頂きたいと思っております。人口は4万8千人ですが、観光客は、人口の10何倍となります。現在、観光業がリーディング産業であります。今日から市も予算委員会であります。ニューヨークタイムスの報道では、世界の言ってみたい土地18位が石垣でありました。私どもは、アジアゲートウェイ構想を掲げて頑張っていきたいと考えます。そして、これよりはアジアのみならず、世界からお客様のお越しを考えています。
文化歴史的にも、色々な歴史的な文化も盛んな地域でございます。最近では尖閣の話、防災では3.11があります。石垣は、過去に明和大津波を経験しています。その際には、人口の半分の犠牲を被っています。
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「石垣市役所にて」

Ⅴ.[石垣海上保安部] 対応者:赤津洋一石垣海上保安部長
 石垣海上保安部の組織をご説明いたします。組織人員は、船員含めて241人が業務にあたっています。保有する船艇をご紹介します。PL(パトロールベッセルラージ)が3隻ございます。こちらは、建造から5年から6年であり、1,300トン、27ノット(約時速50㎞)のスピードで航行可能です。水流を吹き出す方式をとっており、スピード重視の設計ですから、揺れてしまうことが難点となっています。機関砲、放水銃を持っています。これは、進路規制や消火活動に利用しています。また、ヘリコプター基地も有しています
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「石垣海上保安部より尖閣問題につきヒヤリング」

 また、PS (パトロールベッセルスモール)を2隻有しています。こちらは、あの尖閣諸島の領海内で操業していた漁船が衝突事件を起こした事件のものです。過去には、北朝鮮との銃撃戦も経験しています。
 海上には、中国公船が現在3隻常時来ている状況にあります。多いときは、8隻です。公船と漁船が平成24年9月に魚釣島に上陸を試みたが、海上保安庁で回避しています。平成24年8月には、香港船が接岸しましたが逮捕を実施しています。検挙の前に、追い返すことが大切と考えます。平成24年2月、五島沖で韓国のはえ縄漁船が操業しており、拿捕の事件もありました。宮古島東側の海域に中国のサンゴ漁船が出没しています。平成25年2月3月11月にも拿捕している実績があります。宝石サンゴを目当てに荒っぽい操業をしているのです。五島列島、鹿児島沖でも時々検挙されている。
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「同じく石垣海上保安部より尖閣問題につきヒヤリング」

Ⅵ.尖閣で漁をする海人の会との懇談会 石垣市双葉公民館にて
(尖閣で漁をする海人の会 石垣用介相談役、平田直芳事務局長、他、漁師関係者約40人出席)
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「尖閣で漁をする海人の会との集会」

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「実態を教えてほしいと挨拶」

●(漁師代表)
 安全で操業できる漁業を取り戻してほしい。国のやり方には反発している。納得できるルールではない。水産庁に申し上げたが5日前ルールを押し付けられた。国の補償ではなく、子孫に残していける環境が欲しい。
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「以前より状況はひどくなった」

●漁師側の訴え(発言)の要点
・日台協定を白紙撤回できないか
・国会に反映してほしい。
・問題はマグロはえ縄である。
・国民性の違いで台湾は台湾船同士でもトラブルになっている。日台がうまくやっていくのは無理。台湾は漁船同士でも縄を取り合っている。
・マグロは年によってとれる場所が違う。
・水揚げは減っている。平均で年40-50本上がっていたが、去年は私のところで24本だった。
・資源の枯渇が目に見えている。
・台湾船は昼、夜、ごっそりと獲っていく。
・ルールが問題。真面目な船だけが「三角形」などに入れるようにするとか、総量規制や入漁料、許可制とか検討できないのか。
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「水産庁の説明はこうなっていますが…」

●懇談会と夕食会での訴えをまとめたポイント
・「三角形」と「特別協力水域」でのルールが問題であり焦点である。
・「三角形」の海域で縄をはっても、潮の流れで漁具が流され漁具同士が交錯しトラブルとなる。「三角形」でも「特別協力水域」でも日本側は5日前ルールとなっており、なぜ元は日本のEEZなのに日本側が通報しなければならないのか。
・天候の都合もあり5日前に通報できるのかということだ。
・要は「三角形」と「特別協力水域」を日本に返せというのが重要だ。
・燃料は重油、リッター97-98円とコストを考えるとマグロ以外は考えられない。
・漁具の被害は1回数百万円になる。だから台湾船とからんだり切られたりするのが嫌だから日本側は「三角形」での操業は自粛だ。
・台湾の網は太く、交錯すると日本の網は切れてしまう。
・数、大きさともに日台の船は違う。多勢に無勢だ。台湾は20トン以上、日本は10トン未満だ。台湾の船は800隻いるだろう。うち200-300はいつでもマグロをとれる体制だ。日本は15隻にすぎない。
・台湾側は数が多いという理由で船の間隔は1マイルでいいのに、日本側は船の間隔は4マイルとしなければならない。これは不公平だ。
・日中間の漁業協定も問題だ。中国船や台湾船が周辺海域で増えると密輸も増える
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「政府は何もわかっていない」

Ⅶ.石垣離島フェリーターミナル (対応者:川満栄長町長)~西表島
 フェリーターミナルにて、当PTの視察団の訪問を聞き、駆け付けて頂いた川満竹富町長から歓迎を受け、名刺交換及び写真撮影を行いました。視察先である西表島は、イリオモテヤマネコなどで有名であるが、16の島々からなる竹富町の一部である。竹富町役場は、点在する島々の交通の関係などから、竹富町内には所在せず、各島へのフェリー航路を有する石垣市の当フェリーターミナルの近隣に庁舎を構えています。
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「これから西表島に行ってまいります、竹富町長さん、よろしくお願いします。」

 西表島の視察は、島内の道路が整備されている端から端までをバスにより、実施しました。大原港から南部の道路の終点、豊原地区へ向かい、豊原地区から再度を経由し、西部の道路の終点である白浜地区を目指しました。


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「西表は山猫の島」

 民族資料室を後にし、視察団のバスは、北へ進み、西表島の東端にある野原地区の途中で、バスを止めました。中国人による買収が問題となっている「ウ離島」を見るためです。なお、上原港近くの「鳩離島」が3,500万円で売り出されている話もあり、今回の最終目的地である西表島の道路の西端である白浜地区に隣している「内離島」「外離島」には、台湾人所有者が殺害されるという事件も起きています。
 再び視察団は、バスに乗り込み西表島の北部を東から西へ向かって移動しました。
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「この島?も何億円かで中国人が購入?」

 北部沿岸は、外国からのごみが多く流れ着いてしまっているとのことです。ゴミの多くは、東シナ海を往来する外国船がゴミを投棄していることが原因とみられています。ボランティア等により回収作業をしていますが、時間が経つにつれて漂流物であるゴミが増えなくなることはないということです。特にマングローブへ漂流物が付着し、回収も難しいという問題も起きているようです。
 今回の最終目的地である道路の西端に位置する白浜地区に到着しましたが、集落としては、白浜地区より先に船浮地区があります。しかし、船浮地区へは島内でありながら道路がなく、渡し船で行き来しています。
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「台湾の人々が廃棄物を海に投棄、これが浜に大量に流れ着く」

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「西表島の自動車道の果て」

Ⅷ.最後に
 今回訪れた石垣島、西表島を含む八重山諸島は、日本の安全保障や外交、あるいは資源管理や外国人による不動産買収、地域振興等々、国民全体が向き合わねばならない課題の宝庫でした。この沖縄PTでは、現在、沖縄の基地問題解決へのロードマップを描く作業をしております。次回の訪問では、これを携えて、沖縄の皆さまと意見交換することを考えています。
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「石垣島の夜」

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「西表島に実る」

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「西表島でいのしし汁、野生のイノシシです。」

報道発表
今回の視察について、八重山毎日と琉球新報にて新聞報道されました。


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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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