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松田まなぶ 国会図書館を訪れる

 10月10日、国立国会図書館を訪れ、中をご案内いただきました。
 
 日頃、色々な調査事項や資料の作成などで国会図書館には大変お世話になっているのですが、実際に訪れるのは、実は、国会議員になってから初めてでした。
 私の大学時代のオーケストラの同期でビオラを弾いていた坂田和光さん(女性で旧姓は城さん)が、大学卒業後、国会図書館に入り、かたやチェロを弾いていた私は近くの大蔵省に入ったのですが、この界隈で会ったことはありませんでした。意外とそういうものです。ただ、近年、別のアマチュアオーケストラで同じ団員として活動していたことはあり、その時は同図書館の課長をしておられましたが、当選後、ご挨拶を兼ねてと思いながら、なかなか時間がとれず、こんにちに至った次第。坂田さんは、上野にある国際子ども図書館(国会図書館の分館)の館長になっていましたが、私の来訪に合わせて来てくれました。

 一般国民に対するサービスとして国会図書館の役割や意義については言うまでもありませんが、細かい説明を受けてみて、議員の国会活動を支えるインフラとして多岐にわたる機能を果たしてくれていることを改めて認識しました。

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 写真は、膨大な蔵書や資料の現物が保管されている地下の書庫の吹き抜けの階段を地下6階から撮ったものです。マンガ誌や週刊誌まで、およそ一般出版物はすべて保管されており、有価証券報告書がズラリと保管されている場所もありました。エストニアで訪れた公文書館が徹底した電子アーカイブ化を進めていることは以前、ご紹介しましたが、日本の国会図書館も取り組んでいるようです。

 ただ、ここは単に書物を保管して閲覧に供する場所ではありません。虫食いが激しい古文書や、東日本大震災で被災した文書などを修復する気の遠くなるような作業に従事している方々がおられ、その作業の様子も見学させていただきました。
 一枚一枚の紙とそこに書かれた文字などを、手と道具で丁寧に復元し、一つの文書に1年も2年もかける。こうした地道な仕事に取り組んでいる方々の支えがあってこそ、日本の歴史や文化が継承されていくことを再認識しました。

 国会議員専用のフロアも充実しています。このような場でじっくりと政策を考える時間を持つことも、本来、議員として必要な営みなのでしょう。ちなみに、著作のある各議員の著書は、議員ごとに分類して置いてあるのですが、私の数冊の著書はまだ、置かれていませんでした。寄贈の手続きをいたします。

 10月15日からの臨時国会を前にして英気を養う時期のひと時でした。
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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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