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記事一覧

参院選の結果をどうみるか~またもお預けとなった選択の機会。国政のバージョンアップを~松田学の論考

選択のチャンスを国民に与えられない政治。今回の参院選の結果も、これを如実に示すものでした。投票率は50%を割り込む低水準。魅力的なメニューのないレストランにお客さんは立ち寄ろうとしないでしょう。政権復帰後6年半経っても相変わらず、与党が示すメニューは、民主党政権時代の悪夢に戻さない、安定政権を持続する…。安倍総理の口癖の「新しい国づくり」はいつ始まるのか?対する野党からは、年金への愚痴と、財源案なき...

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増税派でも反増税派でもない増税抑制派~消費増税をめぐる議論のバージョンアップを~松田学の論考

今回の参院選でも、今年10月からの消費税率2%引上げが与野党間の争点になりましたが、財政について何か議論をしようとすると、あなたは増税派か反増税派かと、二者択一の絵踏みを迫られるのが常です。特に、財務省出身者の私の場合、消費増税に関して政府が講じている施策を説明するだけで、財務省の回し者、緊縮財政派とのレッテル貼りがなされてしまいます。●増税・反増税の二律背反では問題の本質は見えなくなるしかし、この...

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【参議院選挙】各政党の公約を切る~果たして示されたのか?日本の選択肢~松田学の論考

今回の参院選に向けて、動画やFB、あるいはこのブログでも、色々な議論をぶつけてきましたが、7月21日の投票日を間近に控え、今回は総括的な議論として、各政党の公約を比較検証いたします。皆さまの選択のご参考になればと思います。最初に、7月19日に収録、発信されたチャンネル桜の動画(松田学のビデオレター)をご紹介します。ここでは、各党の公約を一括評価しています。一応、この1本で全体を俯瞰できる内容になっています。...

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選べる野党は存在するのか~日本で国政選挙を意味あるものにするための必要条件~松田学の論考

今回の参院選、公約や党首討論、政見放送などを通じて、各党が何を訴えようとしているのかが有権者に概ね伝わってきました。焦点は年金と消費税とされますが、与党の立場は、打ち出の小槌はない、大事なのは働きたい人が働けるようにすること、国民の「安心」のために必要なのは、安定政権の持続で経済全体を良くして様々な政策を着実に実施すること。 何人かの自民党要路に、そもそも自民党とは何なのかを質したことがありま...

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韓国に対する貿易管理措置をめぐる論点~いずれは北主導の南北統一か「米朝同盟」?か~松田学の論考

参院選の真っ最中に日韓関係がヒートアップしていますが、今回の日本の貿易管理措置に関して、松田政策研究所では、西岡力・麗澤大学客員教授と経済評論家の渡邉哲也氏との対談動画を発信しました(後掲)。以下、彼ら論客の見方を紹介しながら、松田学が論考を加えます。この問題を突き詰めていくと、日本には朝鮮半島秩序の大変動に対する備えが迫られていることが浮かび上がってきます。●日本は安全保障上の国際的責務を果たして...

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「みらいのお金」で夢を持てる国と自由で伸びやかな未来社会を~松田学の活動が拡大中です~

6月下旬のある休日の日の午後、250人以上の参加者で埋まった都内の会場は熱気にあふれていました。私、松田学が自らの著書「いま知っておきたい『みらいのお金』の話」(アスコム)について講演した講演会です。これまで多数の講演会講師をしてきましたが、これだけ多数の方々が誰一人、居眠りもせずに、会場の皆さんからの反応がビンビンと伝わってきた講演会は初めてでした。皆さん、この話を聴くために、全国各地から集まった...

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あいかわらず本質的な議論を欠いたままの参院選、有権者は何を選択するのか~松田学の参院選論考その1

7月4日の公示でいよいよ参院選が始まりました。では、有権者はこの選挙で何を選択するのか。先日、松田政策研究所の動画チャンネルで私と対談をした日本維新の会の足立康史・衆議院議員は、かつて私とともに維新で初当選した、今や有名議員ですが、「松田さんのいない国会なんてやめた方がいい…」との過分な(過激な?)ご発言に続き、先週閉会となった通常国会について、「重要法案もあまりなければ、憲法論議もなく、年金も重要な...

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プロフィール

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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