【試論・松田プラン】その3 永久国債化でもインフレにならない理由と銀行への影響~松田学の論考~
- 2018/03/25
- 12:41

前号、【試論・松田プラン】その2では、異次元緩和で増えた莫大な日銀保有国債(2017年末で440兆円)を、満期が来るたびに永久国債に乗り換えていけば、借金はその分、消滅することを述べました。これは、アベノミクス異次元緩和がもたらした財政再建効果、つまり、統合政府ベースでみれば、日銀が国債を保有する分については、政府の民間に対する負債が、国債から日銀当座預金に変換されており、これは返済不要な帳簿上のマネーなの...
【試論・松田プラン】その2 永久国債の活用で財政再建効果を確定~松田学の論考~
- 2018/03/08
- 18:23

前号、【試論・松田プラン】その1、では、国(政府)と日銀を連結させた「統合政府」ベースでみれば、「1,000兆円を超える」と言われる国の借金も、アベノミクス異次元金融緩和の成果で、100兆円あまりの純負債にまで縮小していることを述べました。つまり、日銀保有国債は、統合政府の中では政府と日銀との間で債権債務が相殺されてしまうので、日銀の負債である日銀当座預金(マネタリーベースの一つ)に変換されます。これは民間に...
【試論・松田プラン】その1 統合政府でみれば国の純負債は100兆円あまりに縮小~松田学の論考~
- 2018/03/08
- 18:04

現在の金融異次元緩和が出口に至って金利が正常化すれば、日本の財政は国債の金利支払いで爆発する。この日本財政の隠された「不都合な真実」こそ、私たちが将来の国民負担を極力回避するために向き合わなければならない、財政問題の要に位置するテーマだと思います。 ●財政の「出口」はあるのか。日本では国債は60年かけて返済するルールになっていますので、満期が来た国債のほとんどは、新たに国債(借換債)を発行して財源を調達...
(放送のお知らせ)松田学が仮想通貨についてラジオで解説します
- 2018/03/01
- 19:52

コインチェックの事件で最近、また話題が盛り上がっている仮想通貨とはそもそも何なのか、通常の通貨との違いや仮想通貨のメリット、デメリット、今後の可能性などについて、松田学が語ります。竹田恒泰さんと吉木誉絵さんがDJをされているラジオ番組「二ホンのナカミ」、3月4日(日)を中心に、下記の放送局のそれぞれの時間帯で流れます。3月11日も出演予定です。FM FUJI JOCV-FM (78.6kHz) 2018年3月4日 (日) 8:30~8:58OAJRT...
TVタックル出演時の写真
- 2018/03/01
- 19:50

過日2月4日に放映されたテレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」に出演しましたが、多くの皆様からテレビ画面から写した写真をお送りいただきました。「激増する金の密輸&高額バイト詐欺の実態!ニッポン全国、闇の犯罪SP」のうち前半の密輸の部で、元成田税関支署長として発言しました。収録では、東国原さんや後藤田正純衆議院議員とは懐かしの再会でした。阿川佐和子さんや大竹まことさんなど出演者とのやり取りを通じて、空...