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記事一覧

核の破れ傘と日本の財政~北朝鮮最悪のシナリオに耐えられるのか~松田まなぶの論考

 北朝鮮によるミサイル発射が相次いでいます。 4月の米中首脳会談で米国のトランプ大統領は、中国の習近平主席との間で、北朝鮮対策への中国の協力を引き出すに際し、貿易赤字問題をディールの材料として使いました。しかし、中国にとっては朝鮮半島での同国の影響力の観点から本来、現状維持が望ましいなど、中国が果たして本当に協力するか未知数だとされます。 ●日本に迫られる自主防衛力の増強 現状が続いて与えられた...

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松田まなぶの講演「私たちひとり一人が主役の『新しい国づくり』へ」~世界大動乱の中で日本の道を拓く

 4月の某土曜日の早朝、いたばし倫理法人会のモーニングセミナーで、「私たちひとり一人が主役の『新しい国づくり』へ~世界大動乱の中で日本の道を拓く~」と題した講演をいたしました。 …トランプ大統領の誕生は世界秩序再編の序章ですが、ここにいよいよ日本のチャンスが到来している。いま、世界の中で前人未到の地に到達している国が日本です。私たち日本人の一挙手一投足を世界の人々が注目する時代が来ました…。そんな呼...

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米国が取引材料にした「貿易赤字」の何が問題なのか?~対外不均衡を巡る誤解を正す~松田まなぶの論考

 トランプ政権の誕生で、あらためて国際社会のイシューとして浮上している「貿易赤字」問題。ただ、この「対外不均衡」という問題ほど誤解に満ちた経済現象はそれほど多くないでしょう。少し、この点を正してみる必要があります。 ●外交のカードとなった貿易赤字問題 本論に入る前に、まず、4月6日の米中首脳会談でなされたトランプと習とのディールについてみてみると、これは正に、貿易赤字問題と北朝鮮対策との取引でし...

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「私たちの未来を私たちが選ぶ社会」で「新たな国づくり」を~なぜ、いま「主権者教育」なのか~

 安倍総理が2020年の新憲法施行を表明し、いよいよ憲法改正が動き出しそうな雰囲気になったのが今年のGWでした。 9条をどうするかをはじめ、一般に挙げられている改憲の課題はさまざまですが、この際、現行憲法に謳われた「国民主権」の意味についても改めて問い直す改憲論議であってほしいものです。  「権利と義務」と言われますが、従来、国民に平等に権利を保障する、そのために国家権力を制約するのが憲法の趣旨だと言わ...

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プロフィール

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Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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