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震災復興を契機に「コストからバリューへ」のニューディールを

 私は前回(9月7日)、このブログで、いま検討が進められている「復興増税」は、やや筋違いの政策ではないかと論じました。増税に走る前に、「3つの区別」(財政規律と震災復興の区別、建設国債と赤字国債の区別、コストとバリューの区別)を明確にすべきだと論じたわけです。高齢化による社会保障給付の増大に対応できる税制の構築を怠ってきた結果、日本は莫大な赤字国債(将来世代へのツケ回し)の発行を続けてきました。この...

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復興増税?事柄の区別をきちんとつけた議論をしよう

「増税派」と目され、財政規律を重視するとされる野田佳彦氏が総理大臣になりました。まずは、震災復興対策を盛り込む大型の第三次補正予算の編成が、新政権の大きな仕事です。その財源は借金(復興国債)で賄うものの、財政規律を維持するために、できるだけ早く借金返済(国債の償還)をすべく、「復興増税」が政府で検討されています。それは、かなりの規模の増税になりますが、本当にそのような増税が必要なのか、よく考えなけ...

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matsuda-manabu

Author:matsuda-manabu
松田政策研究所は、松田学を中心とした講師・研究員が、これからの日本の未来に関する国家像や社会の在り様について総合的な調査・研究 を行い、夢を持てる国づくりの基盤を創り、社会と国家の発展に寄与するのが目的です。

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